NRIセキュアテクノロジーズ(以下、NRIセキュア)は、工場のサイバーセキュリティに関するリスクを可視化し、セキュリティ対策状況を評価するサービス「工場ファストセキュリティアセスメント」の提供開始を発表した。
同サービスでは、工場・制御システムに関する国内外のガイドラインの要求事項や近年のサイバー攻撃の傾向・脅威を踏まえてセキュリティ状況を可視化するための独自のフレームワーク「NRI Secure Framework(NSF)for IoT」がある。このNSFと、5,000社以上が利用しているセキュリティ対策実行支援プラットフォーム「Secure SketCH(セキュアスケッチ)」を組み合わせ、工場システムのセキュリティリスクや対策レベルの可視化・評価を行うという。
Secure SketCHのプラットフォームの活用により、およそ3ヵ月間で現状把握から対策方針の提示まで一連の評価サービスの提供が可能になったとのこと。
同サービスは、8つのステップに沿って実施。企業・工場の担当者がSecure SketCHでアカウントを登録し設問に回答すると、NRIセキュアのコンサルタントが、選択された回答が想定される回答基準や実態に即しているかどうかをヒアリングして確認する。
その後、対応の優先度や具体的な進め方をコンサルタントが提案。最適な対策方針を利用企業と決定した上で、その方針をSecure SketCHに登録し、今後の状況確認に活用するほか、Secure SketCHによる評価結果に加えてコンサルタントが最終報告書を作成し提供するとしている。
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