サイオステクノロジーは、象印マホービンが、基幹系システムとのデータ自動連携のため、クラウド型ワークフローシステム「Gluegent Flow」APIを採用したと発表した。
象印マホービンは、2018年よりグループウェア「Google Workspace」を導入。合わせて、SAML対応したシングルサインオンを実装できる「Gluegent Gate」と、不足していたワークフロー機能を補う「Gluegent Flow」を採用したという。今回は、営業担当者の取引価格等の申請・承認業務効率化のために、「Gluegent Flow」APIを採用し、自動起票ツールを開発して、基幹系システムとのデータ連携を実現した。

「Gluegent Flow」APIと自動起票ツールを用いることにより、基幹系システムのデータを用いて自動的にワークフローを起票し、ワークフローの回送後、承認されたデータを再度、自動的に基幹系システムに取り込むことが可能になったとしている。また、「Gluegent Flow」はモバイルアプリが標準提供されているため、外出先や出張先からの申請・承認が可能だという。
さらに、基幹系システムとの連携のみに利用していたシステムを撤廃し「Gluegent Flow」に統合。それにより、これまで1件当たり約6時間を要していた設定変更等の業務を、わずか30分程度にまで短縮したという。
象印マホービンは今後、今回開発した自動起票ツールを活用して、他のシステムと「Gluegent Flow」との連携ニーズにも対応するとしている。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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