Datadogは、顧客の観測可能性データから学習し、エンジニアがアプリケーションの問題を解決できるよう支援する生成AIベースのアシスタント「Bits」を発表した。同製品は、Datadogが現在提供しているAI機能に追加されるという。
Bits AIは、顧客の観測可能性データ、コラボレーションプラットフォーム、コンテンツ管理システム、その他ソースから学習することで、質問に対する回答や推奨事項を提供。従来エンジニアが組み立てていた修復ステップを会話形式で自動構築することにより、チームの効率化を支援するという。Bits AIが提供するサポートは以下のとおり。
- Datadogプラットフォーム全体から、ログ、メトリクス、トレース、実際のユーザートランザクション、セキュリティシグナル、クラウド経費などのデータを抽出して関連付けることで自然言語による質問に回答
- コードレベルの問題に対して、エラーの解説を提供するとともにデバッグして修正する。適切なチームへページングすることでインシデントをエンドツーエンドで管理し、重大度レベルの判定やインシデントに関するステータスを更新。コンテキストはWebからSlackに引き継がれる
- コード修正案を提案し、修正コードのユニットテストを自動的に構築
なお、Bits AIは、現在ベータ版を利用できるとしている。
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