日本アイ・ビー・エム(以下、日本IBM)は、宮崎銀行と融資稟議書作成アプリケーションを共同開発し、2024年4月から一部店舗で本番利用を開始した。
同アプリケーションは、日本IBMが宮崎銀行用に新たに構築したクラウド基盤上で、MicrosoftのAzure OpenAI Serviceと連携するよう構築されている。日本IBMの生成AIアセットを活用することで、一から設計する手間と費用を抑え、約2ヵ月で開発したという。
宮崎銀行は、同アプリケーションを一部店舗で運用開始しており、これまで行員が手作業で行っていた融資稟議書作成にかかる作業時間を95%削減したとしている。

今後、宮崎銀行は、全店での運用開始に向け、同アプリケーションの精度向上とサブシステムからのデータ連携を進めていくとしている。
【関連記事】
・ニッセイコム、社内依頼作業を年間3,400時間削減 「グループタスク リマインダーサービス」導入で
・プライム企業の9割が生成AIを導入済み 6割は「自社開発に踏み出している」──デロイト トーマツ調査
・NICT、セキュリティ情報融合基盤「CURE」の新機能を開発 蓄積した観測・分析情報をセキュリティ向上へ活用可能に
この記事は参考になりましたか?
- 関連リンク
- この記事の著者
-
EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
「EnterpriseZine」(エンタープライズジン)は、翔泳社が運営する企業のIT活用とビジネス成長を支援するITリーダー向け専門メディアです。データテクノロジー/情報セキュリティの最新動向を中心に、企業ITに関する多様な情報をお届けしています。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア