NTTデータ イントラマートは、主力製品であるエンタープライズ・ローコードプラットフォーム「intra-mart」の最新版(2024 Autumn)をリリースしたと発表した。
同リリースでは、intra-mart上に蓄積した企業独自の業務データの本格的な利活用推進に向けて、生成AIを各開発機能へ組み込む機能を強化。これにより、intra-martでの業務を効率化するという。
2024 Autumnにおける主な生成AI対応
①Wikiなどのナレッジによる業務データの利活用
同機能は、RAG(検索拡張生成)の作り込みを不要とし、初期設定のみで自動的に情報を最新化し、社内のルールなど企業独自の業務データに基づく回答を対話型で得ることが可能。業務において発生した知見をintra-mart上に集約させるナレッジベース機能によって、情報をWikiに保存するだけで生成AIが業務データを検索できるという。また、複数の生成AIサービスに対応しており、ユーザーはどの生成AIサービスを利用しているのか意識せずに活用可能だとしている。
②表やグラフを作成可能なローコード開発機能がSQL自動生成に対応
データベースやSQLの知識がなくても、チャットベースで表やグラフ作成のための支援が可能。表やグラフ作成可能なローコード開発機能と生成AIの連携によって、帳票作成だけではなく内製化の促進およびデータ分析をサポートするという。
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