SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

最新イベントはこちら!

Security Online Day 2025 春の陣(開催予定)

2025年3月18日(火)オンライン開催

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けの講座「EnterpriseZine Academy」や、すべてのITパーソンに向けた「新エバンジェリスト養成講座」などの講座を企画しています。EnterpriseZine編集部ならではの切り口・企画・講師セレクトで、明日を担うIT人材の育成をミッションに展開しております。

お申し込み受付中!

EnterpriseZine(エンタープライズジン)

EnterpriseZine編集部が最旬ITトピックの深層に迫る。ここでしか読めない、エンタープライズITの最新トピックをお届けします。

『EnterpriseZine Press』

2024年秋号(EnterpriseZine Press 2024 Autumn)特集「生成AI時代に考える“真のDX人材育成”──『スキル策定』『実践』2つの観点で紐解く」

EnterpriseZineニュース

富士通とAMDが協業締結 2027年までにAI・HPC向けコンピューティング基盤提供へ

 2024年11月1日、富士通とAdvanced Micro Devices(以下、AMD)は、戦略的協業締結に係る共同記者会見を開催。富士通 執行役員副社長 CTO兼CPO システムプラットフォーム担当のVivek Mahajan(ヴィヴェック・マハジャン)氏と、AMD エグゼクティブバイスプレジデント兼チーフコマーシャルオフィサーのPhil Guido(フィル・グイド)氏が登壇し、AIおよびHPC分野における取り組みについて説明した。

(左から)富士通株式会社 執行役員副社長 CTO、CPO システムプラットフォーム担当

Vivek Mahajan(ヴィヴェック・マハジャン)氏、

Advanced Micro Devices, Inc. エグゼクティブバイスプレジデント兼チーフコマーシャルオフィサー

Phil Guido(フィル・グイド)氏

 まず、マハジャン氏は今回のパートナーシップ締結について、「単なる技術の発展だけでなく、事業やビジネスの発展も目的としている」と説明。戦略的な協業であることを強調した。

 締結の経緯としては、AI市場におけるTCOや電力消費の増加といった課題がきっかけにあるという。これらの課題を解決すべく、「オープンソース」「サステナブル」という2つのキーワードに沿った連携を取るとしている。

画像を説明するテキストなくても可

 両社は、富士通のCPU技術とAMDのGPU技術を持ち寄り、以下の3つの領域で協業を強化するとした。

  • エンジニアリング協業:富士通が開発するArmベースプロセッサ「FUJITSU-MONAKA」とAMDが提供する「AMD Instinct アクセラレータ」のハードウェア・ソフトウェア連携を強化
  • エコシステム協業:両社のソフトウェア資産を活用したオープンソースエコシステムの成長
  • ビジネス協業:ユースケースの拡大とインフラストラクチャのグローバル展開を加速

 今後は、ハードウェア・ソフトウェア・ソリューションの3つを軸に、顧客に様々な選択肢を届けたいとマハジャン氏。AI市場に向けたCPUを提供していくという。最後に、同氏はこの協業で、「CPUとGPUの連携を強化しながら、顧客にローコストなサービス提供を実現したい」と期待を語った。

 次に、グイド氏はAMDが提供する製品を紹介するとともに、協業における今後の展望を提言した。今回の協業で、GPU用AI・HPCソフトウェアスタック「AMD ROCm ソフトウェア」とFUJITSU-MONAKAを連携させ、AIコンピューティング基盤に最適化したOSSベースのソフトウェア開発を推進するという。

画像を説明するテキストなくても可

 今後の目標として、2027年までにオープンソースでエネルギー効率の高いAI・HPC向けコンピューティング基盤の提供を目指すとのことだ。

【関連記事】
富士通、「Fujitsu Kozuchi AI Agent」を開発 業務特化AIエージェントを拡充へ
富士通、5Gモバイルネットワークの品質劣化防止と省電力化をAI技術で両立
デル・テクノロジーズ、AMDとの連携で生成AIソリューションを強化 2024年に提供開始へ

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
この記事の著者

奥谷 笑子(編集部)(オクヤ エコ)

株式会社翔泳社 EnterpriseZine編集部

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EnterpriseZine(エンタープライズジン)
https://enterprisezine.jp/news/detail/20743 2024/11/05 11:00

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング