PTCジャパン(以下、PTC)は、海上自衛隊にPTCのサービスパーツ管理ツールである「Servigistics(サービジスティクス)」を導入し、防衛省が掲げる「防衛力整備計画」遂行に向けた、防衛力の抜本的強化につながるDXを支援すると発表した。

防衛省は、日本防衛力の指針となる防衛力整備計画に6兆円以上の予算を計上し、5年以内の防衛力の抜本的な強化に取り組んでいるという。同計画には、強化すべき複数の分野が示されており、その中でも、海上自衛隊の機動展開能力向上につながる基盤整備の一部にPTCのソリューションが採用されたとしている。Servigisticsは、デジタルデータを活用し、海上自衛隊の護衛艦や航空機、潜水艦、武器などの装備品に必要な補修部品の最適な配備や調達が行えるもの。
海上自衛隊は、PTCのような民間企業が提供するソフトウェアデータシステムを活用し、部隊の機動展開と連携をスムーズに行う基盤整備を完成させるという。これにより、船舶、輸送機、武器などの装備品における輸送力を強化するとしている。また、それら整備品の保有数や稼働数を最適化するために、装備品やその部品の確保、正確な管理体制構築にも努める予定だという。
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