SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

  • ニュース
  • 新着記事一覧
  • Security Online
  • DB Online
  • イベント

    EnterpriseZine Day 2025 Summer
    2025年6月20日(金)オンライン開催

    HR×Data Forum
    2025年5月27日(火)オンライン開催

    • 酒井真弓の『Enterprise IT Women』訪問記

      酒井真弓の『Enterprise IT Women』訪問記

    • IT部門から“組織変革”を~気鋭のトップランナーを訪ねる~

      IT部門から“組織変革”を~気鋭のトップランナーを訪ねる~

    • SaaS ERP最前線──適者生存の市場を勝ち抜く企業はどこに

      SaaS ERP最前線──適者生存の市場を勝ち抜く企業はどこに

  • ブログ

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

最新イベントはこちら!

EnterpriseZine Day 2025 Summer

2025年6月20日(金)オンライン開催

HR×Data Forum

2025年5月27日(火)オンライン開催

EnterpriseZine(エンタープライズジン)

EnterpriseZine編集部が最旬ITトピックの深層に迫る。ここでしか読めない、エンタープライズITの最新トピックをお届けします。

『EnterpriseZine Press』

2025年春号(EnterpriseZine Press 2025 Spring)特集「デジタル変革に待ったなし、地銀の生存競争──2025年の崖を回避するためのトリガーは」

EnterpriseZineニュース

2028年までに、90%の単純作業従事者はAIなどに淘汰され職を失うか──Gartner発表

 2025年5月15日、ガートナージャパン(以下、Gartner)は、テクノロジー人材の将来に関する最新の展望を発表した。

 ヒューマノイド、汎用人工知能(Artificial General Intelligence:AGI)といったスーパーパワー(想像を絶するテクノロジー)、それらを前提とする新たな産業革命やデジタル戦争などが現実のものとなりつつある一方で、紙、印鑑、手作業などの旧態依然とした仕事のやり方を継続する人や組織はいまだ多く存在する。生産性や効率性の観点からこのような仕事のやり方を見直す動きも進んでいるほか、生成AIからAIエージェント、エージェント型AIやAGIへとテクノロジーが革新する中で、時代遅れとなった業務プロセスを置き換えようとする機運は高まりつつあるという。

 実際にコールセンターの一部では、人間のコールセンターからAIコールセンターへの置き換えが進んでいると同社は述べる。米国、ドイツ、中国、韓国などでは自動車業界を中心にヒューマノイドの市場投入も見られるようになってきているとのことだ。一方で、こうした置き換えだけの議論や実践だけでなく、AIと人間の共生を前提とした新たなビジネススタイルを模索する動きも加速。これから人間は、多種多様なマルチエージェントと共生し、ダイナミックな環境で必要なタスクをこなしていくようになるという。

 2028年までに、作業者的な仕事をしている人の90%は、業務の廃止に直面することはもとより、AIアシスタントやヒューマノイドに置き換えられ職を失うリスクが高まるとGartnerはみている。一方、同社は2028年までに、日本企業の従業員の70%は企業や組織のためではなく、自分の生き残りのために新たなケイパビリティを獲得するという仮説も立てているとのことだ。

 日本の雇用の仕組みについて、昨今の学生は入社3年程度で次の道を考える傾向があるという認識や懸念が強まっている。このような流れは、雇用流動化の拡大につながっており、結果として組織への依存を避けようとする個人が自らのキャリアを守り、また成長させるために、主体的にスキルを含む新しいケイパビリティを身に付けようとする動きが強まっているという。

 近年では、資格取得を支援するオンライン講座やAIによる英会話アプリなど、従業員が自費で手軽に学べる機会も増えている。今後、新たなケイパビリティを身に付けて成長し、活躍しようとする人が、より良いキャリアを求めて転職するケースが増え、企業間での人材移動が活発化するとのことだ。結果、高いケイパビリティを持つ人材を巡る争奪戦が激化し、給与や条件面での競争の加速など従来の雇用形態の見直しが進むと同社は述べている。

 企業は従業員を大事にし、元気にし、活躍できるような環境を作ることを促進するマインドセットと実践を尊重して、そのための時間を割り当て、投資を行うといった具体的な施策を人材投資戦略の1つの柱とする必要があるという。そのためには、部門長、部課長といったマネジメントが「学習する組織」に向けて施策を業務に取り入れ、今の仕事と時間の使い方を見直すことが重要だとしている。つまり、不要なミーティングやメール、手続き、報告などで削減できるものは徹底的に削減し、余剰を作り新しい学びの時間を確保することが重要。個々人も、このトレンドを自分事として捉え、自ら自身のタレント価値と新たなケイパビリティを獲得するよう、自助努力を行う必要があるとのことだ。

【関連記事】
Gartner、「AIエージェント」と「エージェント型AI」の違いに混乱が生じていると見解を発表
Gartner、日本企業にとって「アプリ戦略の策定」が喫緊の課題であると提言
ゼロトラストとして見直しの最多は「ネットワーク・セキュリティ」──Gartner調べ

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
関連リンク
この記事の著者

EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)

「EnterpriseZine」(エンタープライズジン)は、翔泳社が運営する企業のIT活用とビジネス成長を支援するITリーダー向け専門メディアです。データテクノロジー/情報セキュリティの最新動向を中心に、企業ITに関する多様な情報をお届けしています。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EnterpriseZine(エンタープライズジン)
https://enterprisezine.jp/news/detail/21977 2025/05/16 10:30

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング