オラクル(Oracle)は、OpenAIの最新モデルGPT-5を、自社のデータベース製品群およびクラウド・アプリケーション群に展開した。対象となるのは、「Oracle Fusion Cloud Applications」「Oracle NetSuite」「Oracle Health」を含む業種別アプリケーションなど。ユーザーは重要な業務プロセスにおいて、高度なコーディングや推論機能をネイティブに活用できるようになるという。
GPT-5は、特にコード生成、編集、デバッグにおいて優れた性能を発揮するよう設計されており、これをエージェント型AIや高度な推論機能を企業利用の文脈で提供するという。GPT-5はAPIにおいて3種類のサイズで提供されており、多様なユーザーのニーズに対応する柔軟性と拡張性を備えているとのことだ。また、ChatGPT Enterpriseからも利用可能だとしている。
GPT-5の展開により、オラクルはユーザーの以下の取り組みを支援すると述べている。
- 業務プロセスにおけるマルチステップ推論とオーケストレーションの高度化
- コード生成、バグ修正、ドキュメント作成の加速
- ビジネスインサイトや推奨の精度と深度の向上
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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