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日立、ユニファイドストレージとバックアップ用途向けファイルストレージを販売開始

多様なデータをまとめて格納し、ビッグデータの迅速な利活用を可能に

日立は、企業や社会などに存在するさまざまなデータをその種類によらずまとめて格納でき、またさまざまな種類のデータを格納したストレージ装置もその機種、設置場所などに依存せず、一元的に運用・管理することをめざすユニファイドストレージコンセプトを定めたという。そのコンセプトに基づき、ブロックデータやファイルデータといったさまざまな種類のデータを1システムにまとめて格納することで、ビッグデータの迅速な利活用を可能とする「HUS100シリーズ」を製品化したとしている。

「HUS100シリーズ」は、ブロック/ファイル双方のアクセスプロトコルに対応し、データ種類の異なるアプリケーションからのアクセスを1システムに集約することができるという。これにより、さまざまな業務システムで発生するデータの横断的な処理が容易になり、ビッグデータの利活用を可能とするほか、設備の初期投資や運用管理コストを削減できるという。

「HUS100シリーズ」には、ストレージハードウェア管理ソフトウェア「Hitachi Device Manager」を標準搭載し、ブロック/ファイル双方のストレージ容量や利用状況の確認、容量の割り当てなどの運用を一元的に行うことができ、管理者の日々の運用負担を軽減できるという。

また、同時に製品化した「HCO」は、バックアップ対象となるデータの種類に応じ、最適な重複排除方式を自動で実行することで、高い重複排除率を実現するバックアップ用途向けファイルストレージだという。効率的なバックアップ処理を可能とし、論理容量として最大7.6PB(ペタバイト)と大容量のデータが格納できるという。

発表によると、新製品の特徴は次の通り。

◎ユニファイドストレージ「Hitachi Unified Storage 100シリーズ」
 「HUS100シリーズ」は、ミッドレンジディスクアレイ「Hitachi Adaptable Modular Storage 2000シリーズ」の後継機として、処理性能や拡張性を大幅に強化し、「HUS110」「HUS130」「HUS150」の3モデルを用意。

・ブロック、ファイルなどさまざまな種類のデータをまとめて格納し、運用の一元化を実現
ブロック向けの高信頼、高性能なストレージとして利用ができるほか、ファイルモジュールを利用することで、ブロック、ファイルなどさまざまな種類のデータを1システムにまとめて格納。ブロック/ファイル双方のアクセスプロトコルに対応し、データ種類の異なるアプリケーションからのアクセスを1システムに集約して管理できるため、アプリケーションごとにストレージ装置を用意する必要がなく、設備投資や運用管理コストを削減可能。

・容量の拡張性と高性能の実現
 従来モデル比で2倍となる最大2.8PBまでストレージ容量を拡張でき大容量データの格納ができるほか、ボリューム容量仮想化機能「Hitachi Dynamic Provisioning」によりブロック/ファイル双方を共通のストレージプールで格納できるため、ストレージ容量の効率的な利用が可能。また、データ処理性能も従来モデル比最大3倍に強化し、増え続けるビッグデータの利活用が可能。

・ストレージ階層仮想化機能「Hitachi Dynamic Tiering」により、ストレージ階層の効率利用を実現
 業務アプリケーションから読み書きされるデータをアクセス頻度などに応じ、自動的にSSDやSASハードディスクドライブ(HDD)、ニアラインSAS HDDなどの適切なストレージ階層に割り当て格納できるストレージ階層仮想化機能「Hitachi Dynamic Tiering」を提供。

・省スペース、省電力の実現
 停電などによる電源遮断時にキャッシュメモリのデータを内蔵フラッシュメモリへ待避できる「フラッシュバックアップ機能」を採用し、従来、キャッシュメモリのデータバックアップの際に必要であった大容量バッテリの搭載を不要としたことで、コントローラ筐体のサイズが従来モデル比2分の1と省スペースに。また、非稼働HDDの回転を停止するPower Saving機能によりシステムの省電力化を支援。

◎バックアップ用途向けファイルストレージ「Hitachi Capacity Optimization」
 バックアップデータの保存用ストレージに適したバックアップ用途向けファイルストレージで、「HCO210」と「HCO230」の2モデルを用意。バックアップの対象となるデータ種類に応じ、適切な重複排除方式を自動で実行し、同一内容のデータを高精度に検出・削除することで、高い重複排除率を実現。「HUS100シリーズ」をバックアップデータを格納するストレージ部として活用しており、最大物理容量384TB、最大論理容量7.6PBと大容量のデータを格納可能。

・重複排除技術により、バックアップデータ量を最大20分の1に削減
 バックアップの対象となるデータの形式や内容にあわせて、複数の重複排除方法から最適な方法を自動で選択・実行する重複排除技術により、高い重複排除率を実現。さらに、ファイルデータを細かく分割し、異なるファイルデータであっても共通している要素を見つけ出し重複排除できるため、バックアップデータ量を最大20分の1に削減可能。

・システムの容易な導入・効率的な運用が可能
 LANによりバックアップサーバに接続できるため、特別なネットワーク環境を構築する必要なく、容易にシステムを導入。また、重複排除処理を開始する時間を任意に指定可能。

■日立ストレージソリューションのWebページ
http://www.hitachi.co.jp/storage/

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