発表では、従来はデータを蓄積してバッチ処理により分析するのが一般的だったが、それでは現実世界の変化に対して遅れをとるとして、RFIDのようなセンサーやネットワーク機器の情報管理、インターネットの不正取引検出、金融のアルゴリズム取引や位置情報を利用したサービスなど、すばやくリアルタイムにデータを処理して次のアクションに結び付ける必要があるとしている。
このための大規模分散処理技術として台頭してきているのが、CEPとストリーム・コンピューティング技術だという。CEPとストリーム・コンピューティングは、大量かつ多種多様なデータをリアルタイムで複合的に分析・活用する技術で、各社から特徴的な製品が発売されているという。
リアルタイムにデータを処理してビジネスに活かしたいという複数顧客からの要望を応えるかたちで、ウルシステムズは、CEP/ストリーム・コンピューティング導入に関するプロフェッショナルサービスを立ち上げることになったという。
大手各社が提供する製品の選定支援、アーキテクチャ設計、システム開発、技術コンサルティングなどのサービスを提供し、不正取引検出やセンサー情報分析などを企業がスムーズに開始・分析できるよう支援するとしている。
ウルシステムズは、すでに数百万台の機器のネットワーク監視システムや、ソーシャルネットワークからのビッグデータのリアルタイム分析システムなど、業界に先駆けてCEP、ストリーム・コンピューティング製品を利用した大規模開発の実績があるという。本サービスを適用した新たな案件が今年度中にも稼働予定だとしている。
■ニュースリリース
http://www.ulsystems.co.jp/press-release-20120719.html