SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

直近開催のイベントはこちら!

EnterpriseZine編集部ではイベントを随時開催しております

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けの講座「EnterpriseZine Academy」や、すべてのITパーソンに向けた「新エバンジェリスト養成講座」などの講座を企画しています。EnterpriseZine編集部ならではの切り口・企画・講師セレクトで、明日を担うIT人材の育成をミッションに展開しております。

お申し込み受付中!

EnterpriseZineニュース

IDC Japan、「国内クラウド市場のユーザー動向調査」をまとめその概要を発表

クラウドの導入は堅調に進んだが、「検討したが利用しない」とする企業が大幅に増加

企業におけるクラウドの利用・導入率は、SaaS(26.3%)、パブリッククラウド(19.1%)、業界特化型クラウド(8.2%)、プライベートクラウド(17.2%)になったという。2011年に実施した同様な調査結果と比較すると利用・導入率は堅調に増加したとしている。

一方、「検討したが利用しない」と回答する企業割合は、2011年調査と比較して大幅に増加。2011年春以降、東日本大震災の影響によって、高い注目を集めるクラウドの利用・導入を具体的に検討する企業が急増したという。しかし、検討した結果、技術的、管理的な課題によって短期間ではクラウドの利用・導入ができないと判断する企業が多かったことが背景にあるとしている。

企業のパブリッククラウドに対する期待は「コスト削減」であり、ベンダーの選定基準としても「コスト」が重要視されているという。このことは、パブリッククラウドが登場して以来、変化はないという。一方、パブリッククラウドを提供するベンダーは急増しているが、企業が具体的に検討、評価するベンダー/サービス数は限られているという。パブリッククラウドを利用中の企業が、具体的に評価したベンダー数は3社以内とする回答は9割弱だという。ベンダーにとって、認知度を向上し、検討、評価の対象となるショートリストに名を連ねる施策が喫緊の課題とだとしている。

国内クラウド市場では、2010年にSaaSが「認知度の普及」から「ベンダー間の差別化」へとベンダーの課題が変わったという。また、2011年にはPaaS、IaaSにおいて同様な変化が見られたという。IDCでは、2012年にはプライベートクラウドが、「プライベートクラウドの啓発と、ベンダー認知度の普及」から「差別化」へと移行すると見ているとしている。

しかし、パブリッククラウド(SaaS、PaaS、IaaS)と比較すると、プライベートクラウドはその導入手法が多様で複雑であり、また、プライベートクラウドの導入に適したハードウェアとソフトウェアのパッケージ化ソリューションも発展しているため、企業の導入パートナーに対する期待も変化しているという。IDCでは、顧客視点でのクラウドの提案や、自らの特徴を明確に示すことがベンダーの差別化につながるとしている。

今回の発表内容については、IDCが発行したレポート「2012年 国内クラウドサービス市場 需要動向調査」にその詳細が報告されているという。

■調査報告の概要
http://www.idcjapan.co.jp/Report/SaaS/j12280103.html

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
この記事の著者

EnterpriseZine編集部(エンタープライズジンヘンシュウブ)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EnterpriseZine(エンタープライズジン)
https://enterprisezine.jp/news/detail/4122 2012/07/24 14:04

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング