SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

最新イベントはこちら!

Security Online Day 2025 春の陣(開催予定)

2025年3月18日(火)オンライン開催

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けの講座「EnterpriseZine Academy」や、すべてのITパーソンに向けた「新エバンジェリスト養成講座」などの講座を企画しています。EnterpriseZine編集部ならではの切り口・企画・講師セレクトで、明日を担うIT人材の育成をミッションに展開しております。

お申し込み受付中!

EnterpriseZine(エンタープライズジン)

EnterpriseZine編集部が最旬ITトピックの深層に迫る。ここでしか読めない、エンタープライズITの最新トピックをお届けします。

『EnterpriseZine Press』

2024年秋号(EnterpriseZine Press 2024 Autumn)特集「生成AI時代に考える“真のDX人材育成”──『スキル策定』『実践』2つの観点で紐解く」

EnterpriseZineニュース

日立、M2Mの社会インフラ分野向け導入で「M2M トラフィックソリューション」を提供

電力や水道、ガス、交通などの設備管理や予防保全を支援

 このソリューションは、2013年10月に発表した「Traffic Management Solutions(TMS)」の開発コンセプトに基づき、パケットが大量、かつ広範囲に発生するM2Mのトラフィック特性に応じて、きめ細かなネットワークの計測・分析・制御を実現するという。

 データの収集・管理・見える化、および機器やネットワークの制御などデータ活用を一元的に行うクラウドサービスと、省電力、かつ拡張性を備えたM2M機器(センサーノード、ゲートウェイ)を開発し、M2M向けシステム基盤の導入に向けたコンサルティングから、システム設計、ネットワークの構築、クラウドサービスの運用、保守、さらには業務アプリケーションとの連携など、各種サービスをトータルに提供する。

 このソリューションにより、現場の見える化やビッグデータ分析・利活用のためのシステムの容易な導入が可能となるという。これにより、設備の稼働状況を把握し、稼働計画や保守計画の見直しを図るなど、業務改善による経営の効率化を支援するとしている。

 このソリューションでは、M2Mシステム基盤を構成する機器やネットワークは、すべてクラウド上で管理されるため、たとえば、M2M機器を計測対象につないで電源を入れるだけで、すぐにデータの収集を開始することができるという。

 さらに、大量に発生する計測データは、日立の独自技術によりゲートウェイでまとめて効率よく伝送できるため、通信コストの増加を抑えてデータを収集することが可能だとしている。

M2Mトラフィックソリューション
「M2Mトラフィックソリューション」の概念図

 発表によると「M2Mトラフィックソリューション」の特徴は次のとおり。

 1. 大規模・高効率・高信頼なM2Mネットワークを実現

 ・大規模なM2Mネットワークにおいて、機器や回線に対する最適な制御をクラウドで実現。

 ・また、途切れやすい無線の性質に対応した機器間伝送を実現し、回線遮断によるデータ欠損時にも、回線復旧後に複数データをまとめて迅速に送信できるなど、安定したデータ収集が可能なM2Mネットワークを実現。

 ・センサーノードやゲートウェイ、クラウドサービスを連携させることで、クラウドを運用するセンターから一括して機器の設定が可能。

 2. マルチベンダー対応を意識した標準技術の先行採用

 ・ゲートウェイとサーバ間の通信には、機器同士の通信プロトコルとして標準化策定の進むCoAP(Constrained Application Protocol)を先行採用。

 ・CoAPは、HTTPより軽量なプロトコルであるため、HTTPと比較して約6割の通信量削減の効果が期待できる。

 3. ユーザー自身で運用最適化が可能

 ・センサーノードやゲートウェイといったM2M機器を自社開発し、クラウドサービスと密に連携して提供できるため、ユーザー自身がクラウドから一元的に設置機器の状態監視ができるほか、WANやFANのネットワーク動作を操作することが可能。

 ・たとえば、特定のセンサーノードのみ収集頻度を上げるといったきめ細かいセンサーデータの収集が可能になるなど、運用や費用の最適化が図ることができる。

 4. サービスの拡張性と柔軟性を備えたクラウド

  ・現場環境の見える化による機器やネットワークの制御に加え、外部システムとのAPIもクラウド上で提供するため、業務システムやビッグデータ分析ツールといったさまざまなシステムとの連携も容易。 

 ・OSGi(Open Services Gateway initiative)フレームワークの技術を採用したゲートウェイにより、データ加工やデータ流量管理などアプリケーションの動的な実装が可能。

 ・クラウドを運用するセンターからゲートウェイのアプリケーションを管理・配信する機能を提供し、サービスの追加・変更を柔軟に実行可能。

【関連リンク】
「M2M トラフィックソリューション」のWebページ

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
この記事の著者

EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)

「EnterpriseZine」(エンタープライズジン)は、翔泳社が運営する企業のIT活用とビジネス成長を支援するITリーダー向け専門メディアです。データテクノロジー/情報セキュリティの最新動向を中心に、企業ITに関する多様な情報をお届けしています。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EnterpriseZine(エンタープライズジン)
https://enterprisezine.jp/news/detail/6129 2014/09/04 15:00

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング