日本HPは、MicrosoftエコシステムにEMSを追加することで、生産性の向上、リスク、複雑性、コストの低減に加え、モバイル端末とデスクトップ製品の管理の統合を支援するという。
EMSのサービスは、複数のOSやデバイスに対する共通の管理プラットフォームを実現する。また、共通のIDを使うことで、アプリへのシングルサインオンやセルフサービスによるパスワードのリセット、権限管理などが可能になるという。
EMSは、ユーザーが好みのアプリや端末を使用する際の生産性維持を可能にすると同時に、企業データの安全性維持を支援。PCやモバイル端末の管理と合わせて、多要素認証など最先端IDとアクセス管理機能を統合させることにより、ファイル単位でのデータ保護に加え、Officeのモバイルアプリ用に独自の生産性管理機能を提供するとしている。
また、日本HPはWindows 10に関する次のような新しいサービスを発表している。
・「HP Test Drive Services for Windows 10」
新しいOSへの移行を検討している場合に、大規模な移行前に一部のユーザー向けに新しいOSを提供し、事前に評価できるサービス。
このパッケージには、Windows 10がインストールされたPCまたはタブレット端末と、ユーザーデータやユーザー設定の移行に加え、ユーザーが新しい端末上で全てのコアアプリケーションを利用できるようにするサービスが含まれる。
・「HP Transformation Services for Windows 10」
デジタルワークプレーストランスフォーメーションの一部として、Windows 10の評価、設計、実行、展開およびサポートを包括的に行うサービス。このサービスは、基盤となるインフラストラクチャを構築・統合し、クライアントアプリケーションやWebアプリケーションを新しい環境に移行し、OSイメージを作成し、ロールアウトを管理する。
・「HP WebApp Accelerator Service for Internet Explorer 11」
古いInternet Explorerに対応して構築されている企業の重要なウェブアプリケーションが、最新のブラウザとOSにおいても効果的に機能し続けるよう、導入と移行を支援するサービス。