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ERPベンダーからサービスベンダーへ―日本テラデータ、日本オラクルで執行役員を務めた飯尾光國氏がインフォアジャパンの社長に就任

edited by DB Online   2018/11/26 15:21

米国で実績のあるGT Nexus、Birstの本格的な日本での展開も開始

 また米国を中心にビジネスを展開してきた買収製品の「GT Nexus」や「Birst」についても、日本で本格的にビジネスを展開する。マルチ企業間のグローバル規模のサプライチェーン・ネットワークを提供するGT Nexus、クラウドベースのアナリティクス環境である「Birst」の製品それぞれに特化した営業担当をアサインする予定だ。これら製品担当とアカウント担当の営業が、コラボレーションした形で提案できるようにしていく。

 この2つの製品が加わることで、日本においても6層の製品戦略全てをカバーできるようになる。それにより、ERPの会社のイメージを払拭し「サービスカンパニーとして、今後は営業展開していきます。ERPをピースピースで売るのではなく、一連のインフォアのソリューションをサービスとして顧客に展開していきます」(飯尾氏)。

 その上で、GT NexusとBirstは、来年度の重点ソリューションとして位置づける。インフォアのERPを扱ってくれるパートナーは既にたくさんいる。社内にGT NexusとBirstの担当者を置くことで、ERPの得意なパートナーと一緒になり提案活動をしていく。そうすることで、日本においては効率的なパートナーとの協業体制が新たにできあがると飯尾氏は考えている。

 「既に社内のマインドセットの変化もあり、インフォアジャパンは短期間で変われるでしょう。非常に手応えを感じています。なので皆さん、楽しみにインフォアジャパンを見ていて欲しいです。そのためにも、情報提供を密にしていきます」(飯尾氏)

 飯尾氏はオラクル、テラデータ時代にもかなり精力的に営業活動を行うイメージがあった。それに加えSaaS市場の追い風もあるので、インフォアジャパンに新たなビジネスの勢いは出てきそうだ。とはいえ、それらだけでインフォアのSaaSのビジネスが、先行するベンダーを脅かす存在になれるとは思わない。GT NexusやBirstなりが、インフォアの新たな戦略の強力な武器として、パートナー、顧客から認識、評価される必要がありそうだ。



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  • DB Online編集部(ディービーオンライン ヘンシュウブ)

    DB Online編集部 翔泳社 EnterpriseZine(EZ)が提供するデータベース/データテクノロジー専門メディア「DB Online」編集部です。皆様からの情報お待ちしています。 Twitter : https://twitter.com/db_online Facebook : http://www.facebook.com/dbonline.shoeisha

  • 谷川 耕一(タニカワ コウイチ)

    EnterpriseZine/DB Online チーフキュレーター かつてAI、エキスパートシステムが流行っていたころに、開発エンジニアとしてIT業界に。その後UNIXの専門雑誌の編集者を経て、外資系ソフトウェアベンダーの製品マーケティング、広告、広報などの業務を経験。現在はフリーランスのITジャーナリストとして、クラウド、データベース、ビッグデータ活用などをキーワードに、エンタープライズIT関連の取材、執筆を行っている。

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