SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

最新イベントはこちら!

Data Tech 2024

2024年11月21日(木)オンライン開催

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けの講座「EnterpriseZine Academy」や、すべてのITパーソンに向けた「新エバンジェリスト養成講座」などの講座を企画しています。EnterpriseZine編集部ならではの切り口・企画・講師セレクトで、明日を担うIT人材の育成をミッションに展開しております。

お申し込み受付中!

EnterpriseZine(エンタープライズジン)

EnterpriseZine編集部が最旬ITトピックの深層に迫る。ここでしか読めない、エンタープライズITの最新トピックをお届けします。

『EnterpriseZine Press』

2024年秋号(EnterpriseZine Press 2024 Autumn)特集「生成AI時代に考える“真のDX人材育成”──『スキル策定』『実践』2つの観点で紐解く」

Security Online Day 2019レポート(AD)

サイバー攻撃の防御に欠かせない脆弱性対策を阻むものは何か?パッチ管理のあるべき姿を考える

パッチ管理に特化したツール Manage Engine「Patch Manager Plus」

 脆弱性管理ツールの1つとして鈴木氏が挙げるのがManage EngineのPatch Manager Plus。IT運用管理ソフトウェアにゾーホーが提供する「Manage Engine」があり、そのなかに脆弱性パッチ管理に特化した「Patch Manager Plus」がある。先述したようにユーザーが使うインベントリには管理すべき項目が多数あり、また環境が統一されていないことが多い。そうした複雑な現場の実状を熟知した脆弱性管理ツールとなっている。

 特徴には対応範囲の幅広さがある。OSはWindows、Mac、Linuxに対応し、1つのインターフェースからデスクトップ、ラップトップ、サーバー、仮想マシンへのパッチ配布が可能となっている。マルチOS対応であり、クロスプラットフォームだ。

 サードパーティーのアプリケーションにも幅広く対応している。Adobe、Java、WinRAR、Slackなど、企業システムでメジャーなアプリケーションほぼ網羅していると考えていいだろう。対応範囲が広いだけではなく、これらのソフトウェアアップデートプロセスがPatch Manager Plusを通じて一元化できるのもメリットとなる。

 実際の運用では、運用管理者はPatch Manager Plusから脆弱性やパッチ情報の収集や把握を行う。社内におけるパッチ適用情報を一元的に確認したり、サーバーおよびクライアントパソコンへのパッチ配布などを行うこともできる。

 パッチ情報はゾーホー社のパッチ情報データベースから収集する。必要に応じてテスト環境にてパッチ適用テストをすることも可能だ。実際のパッチ適用は手動(即時)またはスケジュール予約することも可能。

 ライセンスはオンプレミス版だけではなくクラウド版も選べる。どちらにもサポート付きの年間ライセンスがあり、オンプレミス版のみ初年度のサポート付きの通常ライセンスがある。

 最後に鈴木氏は次のようにパッチ管理について強調した。「パッチ管理は適切にやらないと運用がたちゆかなくなります。ツールを活用し、パッチも含めてきちんと運用管理ができるよう体制を整えることが大切です。運用管理者の負担を減し、本来やるべきことに注力できるようにしましょう」

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
関連リンク
Security Online Day 2019レポート連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

加山 恵美(カヤマ エミ)

EnterpriseZine/Security Online キュレーターフリーランスライター。茨城大学理学部卒。金融機関のシステム子会社でシステムエンジニアを経験した後にIT系のライターとして独立。エンジニア視点で記事を提供していきたい。EnterpriseZine/DB Online の取材・記事も担当しています。Webサイト:https://emiekayama.net

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EnterpriseZine(エンタープライズジン)
https://enterprisezine.jp/article/detail/12474 2019/10/24 11:00

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング