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強力な自律運用ルールエンジンを活用し課題をダイナミックに解決する

  仮想化は、今後さらに普及し、標準的な技術になっていくことだろう。そのとき、一般化した仮想化システムの運用性、効率性を左右するのは統合的なプラットフォーム管理になると、NECでは考えている。特定のハイパーバイザーや、仮想化されたリソースだけでなく物理的なリソースも、さらにはOSやソフトウェアに至るものもリソースとしてプール化することで、トータルで柔軟な統合プラットフォームを実現できる。これにより、よりダイナミックなITインフラが実現でき、さまざまな課題に柔軟に対応できるようになる。

仮想化されたシステムを効率的に管理する仕組み

 NECでは、非常に早い時期、もう5年以上前から積極的に仮想化に取り組んできた。これは、サーバーの仮想化という技術が、システムにとって有効な存在になっていくものだと考えていたからにほかならないが、それだけではない。

 実際に、仮想化はブームを超えて実用上の大きなトレンドとなっているが、NECの観点では、現状の仮想化はまだ十分に活用されているとはいえない。NECでは、サーバー仮想化をプラットフォーム管理の対象に位置付ける。つまりは、仮想化というものは柔軟に活用できるプラットフォームの形態であり、それ自体が目的ではなく、もっと効率的に管理するべきものと捉えているのだ。

 そのプラットフォーム管理ツールとしてNECが提供しているのが、SigmaSystemCenter(シグマシステムセンター)だ。ITシステムの構成には、サーバーやストレージ、ネットワーク、さらにはシンクライアント端末などさまざまなものが最下層のレイヤーとして存在する。この物理的なハードウェアレイヤーの上にあるのがプラットフォーム管理のレイヤーであり、仮想化の技術はここに含まれる。

 NECにとって、このプラットフォーム管理のレイヤーは、システムリソースの統合的な管理を行い、自律化、仮想化を実現し、リソースの最適化を一元的かつダイナミックに行うことを目指すものである。これにより、リソースの最適配置、運用負荷の軽減、高可用性の確保、省電力など多くのメリットが得られる。

 システムリソースに対する要求は、上位のアプリケーションや利用状況の変化などにより、いわば「天の声」として降ってくる。この天の声に対し、下層にあるリソースをどう最適配置するのか。その実現のために、ハードウェアとの間にSigmaSystemCenterがあるのだ。つまり、さまざまなリソースを効率化するためのツールと言えるだろう。

 このように、上位の統合運用と物理的なリソースの間を、SigmaSystemCenterを用いてプラットフォーム管理層として切り離しているのには理由がある。

 たとえば、上位の統合運用管理の部分では、NECの製品が使われているとは限らない。さまざまなツールが、すでに利用されているかもしれない。それらを置き換えることを強いてしまうと、コストと手間が大きく膨らんでしまう。

 SigmaSystemCenterは、それ以下のリソースの状況を隠ぺいできるので、現状でどのような運用管理ツールを使っていても、SigmaSystemCenterを導入することで、上位の管理や運用の方式を必ずしも変更することなく、自動化や自律化が実現できる。まず効率化が先決だ。そのあとで、NECの統合管理製品との親和性にメリットを感じてもらえれば、それらを追加導入してもらうこともできる。

図1:統合プラットフォーム管理の概念
図1:統合プラットフォーム管理の概念

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強力な自律運用ルールエンジンを持つSigmaSystemCenter

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この記事の著者

小池 康夫(コイケ ヤスオ)

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https://enterprisezine.jp/article/detail/1364 2009/05/07 09:00

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