OCIトライアル用アカウントの作成
Oracle MySQL Database ServiceはOracle Cloud Infrastructure(OCI)の30日間の無料トライアルアカウントで試用可能です。トライアル用のアカウント作成には本人確認のため、SMSでの認証の携帯電話番号とクレジットカードの登録が必要です。また日本オラクルが主催するMySQL関連のウェビナーにご参加いただくと、クレジットカードの登録不要でかつ追加のクレジットが付与されたキャンペーンコードを入手できることもあります。
https://www.oracle.com/jp/cloud/free/
トライアル期間の30日が経過するか300ドル分のクレジットを消費した場合、トライアル終了となりサービスを利用できなくなります。継続して利用を希望する場合には有償アカウントへの切り替えも可能です。なお自動的には有償アカウントに切り替わらないため。Oracle Cloudのトライアルに関する詳細はFAQ(https://www.oracle.com/jp/cloud/free/faq.html)をご確認ください。
Oracle Cloudの無料トライアルアカウントの作成方法や基本的な利用方法などは日本オラクルのソリューション・エンジニアが解説する「チュートリアル : Oracle Cloud Infrastructure を使ってみよう」記事(https://oracle-japan.github.io/ocitutorials/)を参考にしてください。
Oracle CloudのWebコンソールにログイン後、利用するリソースを管理する単位(サブシステム単位など)である「コンパートメント」を作成し、その中にOracle MySQL Database Serviceのインスタンスを作成することをおすすめします。また実際の運用時はすべての操作を管理者として行うのではなく、Oracle MySQL Database Service専用の「グループ」を作成してそのグループにOracle MySQL Database Serviceを管理するユーザーを追加することが想定されます。
OCIの基本用語
- テナンシー: Oracle Cloudのアカウント作成単位で提供される環境
- コンパートメント: 利用するリソースを管理する単位(サブシステム単位などで作成)
Oracle MySQL Database Serviceのインタンス作成と利用
Oracle MySQL Database Serviceのインタンス作成と利用に必要なステップは以下の通りです。
- VCN(仮想クラウド・ネットワーク)の作成
- ポリシーの設定
- Oracle MySQL Database Serviceインスタンスの作成
- 接続用クライアントとなるコンピュート・インスタンスの作成
Oracle MySQL Database Serviceのインスタンス作成画面に進むには図2のようにWebコンソールの画面左側のメニューからMySQLを選択します。
Oracle MySQL Database Serviceを一度も作成していない場合は画面上部の[詳細]のリンクを押すと図3のようにOracle MySQL Database Service利用にあたって必要となる要件が画面上部に表示されます。
Oracle MySQL Database Service利用に必要な準備はサービスのアクセス権などを設定するポリシーの設定とVCN(仮想クラウド・ネットワーク)の作成です。それぞれ図3の前提条件に表示されているリンクから設定画面を表示できます。もしくはWebコンソールの左側のメニューから下記を選択します。
- [ネットワーキング]
- [アイデンティティ] -> [ポリシー]