デジタルジャーニーにおける様々な困難
前回、この連載では、人の育て方、チームの作り方について考えてみました。DXマインドチェンジ編も今回でいよいよ最終回となりますが、実践ポイントの5つ目として、デジタルジャーニーについて考えてみたいと思います。
デジタルビジネスは、たびたび“デジタルジャーニー”と表現されます。デジタルビジネスは、常に試行錯誤しながらも前に進み、時には引き返しながら別の道を探す旅にたとえることができるからです(図2)。
そこにはさまざまな困難が待ち構えており、デジタルジャーニーはまさにサバイバルな旅路と言えます。ゴールに辿り着けた時には他者には達成できない成果が待っています。なぜ、デジタルジャーニーなのでしょうか。ゴールの見えた決められた旅程をこなすトリップやトラベルではなく、定かでないゴールを探索しながら、時には今来た道を戻りやり直す試行錯誤を繰り返しながら旅を進めるイメージがジャーニーです。試行錯誤を繰り返すDXの推進は、正にジャーニーそこものではないでしょうか?