楽天グループ(以下、楽天)は、持続可能かつ効率的なAIコンピューティングの実現のためにデータセンターの消費電力を削減する目的で、米国の半導体設計企業であるAmpere Computing(以下、Ampere)との連携を強化すると発表した。

2023年以降、楽天は自社データセンターにおいて、Ampereの提供するCPUを活用した実証実験を行っているという。同実験により、楽天のクラウド基盤「Rakuten Cloud」における社内向けのコンテナサービスにおいて、ラック単位における電力消費の36%削減とスペース利用効率の11%削減に成功し、高い電力効率を達成したとのことだ。
同連携強化により、楽天は2025年以降、データセンターにおけるさらなる電力効率向上を目指し、Ampereのプラットフォームの利用を拡大予定だとしている。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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