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Salesforce、AIエージェントを業務フローに導入できる「Agentforce 2dx」発表

 Salesforceは、自律型AIエージェントを業務フローに導入するための、デジタル労働力を生み出すプラットフォームであるAgentforceの最新版「Agentforce 2dx」を発表した。

 Agentforce 2dxでは、Salesforce開発者がAgentforceをより迅速に構成、テスト、展開できる新しいローコードおよびプロコードツール群がリリース。これらを高度な分析機能と組み合わせることで、チームはリアルタイムデータとガイダンスを活用しながら、AIエージェントのパフォーマンスを監視、デバッグ、最適化できるという。また、Salesforceはこれらのツールを試せる無料環境として、「Agentforce Developer Edition」の提供を開始。開発者はこの環境でAgentforceを利用し、AIエージェントのプロトタイプを作成したり、SalesforceのハイパースケールデータエンジンであるData Cloudの機能を試したりできるとしている。

 さらに、SalesforceはAgentforce向けの信頼性の高いマーケットプレイスおよびコミュニティである「AgentExchange」を発表している。AgentExchangeは、Salesforceに組み込まれており、急成長する6兆ドル規模のデジタル労働力の市場(英語)への参入機会がパートナーへ提供されるという。AgentExchangeのテンプレートやアクションのライブラリにより、Agentforceの導入を加速させることで、企業は時間とリソースを節約できるとしている。また、パートナーは自社のコンポーネントをリストに掲載・販売することで、成長するAIエージェント市場でのシェア拡大を図れるという。

新機能

  • Agentforce API:新しいAgentforce APIにより、Agentforceをバックエンドのプロセスや他のシステムとアプリケーションに直接統合が可能に。たとえば、ERPで発注処理が更新された際、AIエージェントを動的に実行したり、ローンの申請プロセスを自動化して書類に必要な情報が記載されているかを確認したりできるとしている
  • Agentforce Invocable Actions:FlowやApexと同様に、AgentforceをSalesforceのビジネスロジックに組み込むことが可能になったという。これにより、従来の業務フローの自動化とAIエージェントによる推論を組み合わせることが可能
  • MuleSoft for Agentforce:MuleSoft Topic Centerにより、開発者は自然言語を使用してMuleSoft APIからAgentforceのトピックとアクションを作成可能。MuleSoft API Catalogにより、Agentforce内でMuleSoft、Salesforce、Herokuの多様なAPIへのアクセスを一元化することで、AIエージェントの開発を簡素化するという。また、事前作成済みのトピックやアクションを活用することで、AIエージェントの機能を自社のエコシステム全体にわたって拡張することが可能に。さらにMuleSoft Anypoint PlatformにあるAgentforceコネクターにより、開発者はAgentforceを既存の業務フローに統合し、APIや統合機能を使用して、システム全体でデータを拡充し、アクションを実行するためにAIエージェントを動的に実行できるようになるとしている
  • Agentforce Steps in Slack Workflow Builder:開発者は、Agentforceをコーディング不要のSlackワークフローに埋め込めるという。SlackのイベントからAgentforceをトリガーし、ユーザーがアクションを起こさなくても、Slack上の会話のコンテキストをAgentforceに渡せるとのことだ
  • Agentforce Employee Template:新しいAgentforceテンプレートにより、SlackとSalesforce全体で従業員がAIエージェントを使用するケースでAgentforceを展開。Agentforce Employee Templateにより、顧客は複数の従業員AIエージェントを作成し、あらゆる業務部門にわたって設定および展開できるとしている
  • Agentforce Surfaces:Agentforce内のリッチコンテンツを、あらゆるDigital Engagementのチャネルへインテリジェントに配信。チャネルやデバイスに固有の動的なインタラクションコンポーネントやメディアをインテリジェントに追加し、チャネル全体にわたってAgentforceの表示をよりカスタマイズするという
  • Agentforce Cards:Agentforceのアクションの応答内にLightning Webコンポーネントを埋め込むとしている。既存のSalesforceコンポーネントを再利用して、Agentforceにコンテキストや情報、機能を追加するという
  • Tableau Semantics:Agentforceが活用できる体系的に整理されたデータ構造「セマンティックモデル」を構築。これにより、TableauはAIエージェントにリアルタイムでビジネスコンテキストを提供できるようになり、より正確なインサイトと回答を顧客に提供するとのことだ

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