SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

  • Security Online
  • DB Online
  • 財務・会計Online
  • ニュース
  • 新着記事一覧
  • イベント

    Security Online Day 2026 Autumn
    2026年9月17日(木)オンライン開催

  • 特集
    • 待ったなし!「新リース会計基準」対応への一手

      待ったなし!「新リース会計基準」対応への一手

    • IT部門から“組織変革”を~気鋭のトップランナーを訪ねる~

      IT部門から“組織変革”を~気鋭のトップランナーを訪ねる~

    • 酒井真弓の『Enterprise IT Women』訪問記

      酒井真弓の『Enterprise IT Women』訪問記

    • コミュニティ型勉強会「情シス塾」

      コミュニティ型勉強会「情シス塾」

    • 2025年のトップランナー35人が見据える今と未来 年末特別インタビュー presented by EnterpriseZine

      2025年のトップランナー35人が見据える今と未来 年末特別インタビュー presented by EnterpriseZine

    • Next エンタープライズAI

      Next エンタープライズAI

  • ブログ

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

最新イベントはこちら!

Security Online Day 2026 Autumn

2026年9月17日(木)オンライン開催

EnterpriseZine(エンタープライズジン)

EnterpriseZine編集部が最旬ITトピックの深層に迫る。ここでしか読めない、エンタープライズITの最新トピックをお届けします。

『EnterpriseZine Press』

2026年冬号(EnterpriseZine Press 2026 Winter)特集「AI時代こそ『攻めの経理・攻めのCFO』に転じる」

財務・会計Online Press

財務・会計DXは、なぜ経営判断につながらないのか BI導入でも予実差異の説明に終始……変革の要諦は

CFO組織が整えるべき「収益性データモデル」

過去実績にとどまらない価値 「収益性データモデル」による高度化を目指す

 収益性データモデルの価値は、過去実績を整理することにとどまらない。将来の投資・撤退・資源配分の判断に活かせる点にある。

 人口減少、人件費上昇、採用難、物流費上昇、設備老朽化、市場成長率の低下といった変化は、過去のPLだけを見ていても把握できない。たとえば、足元では黒字の拠点であっても、商圏人口が減少し、人件費が上昇し、設備更新費用も近づいているならば、将来収益性は大きく変わり得る。

 同じように、売上規模の大きい顧客が必ずしも“良い顧客”とは限らない。対応工数が大きく、値引きが多く、解約リスクが高ければ、実質的な採算は低い可能性がある。商品やサービスについても売上だけでなく、原価、販促費、在庫負担、サポート工数まで含めて見なければ、正しい判断はできない。

予算管理を将来の意思決定につなげる

 収益性データモデルは、予算管理のあり方も変える。従来の予算管理では、年初に立てた予算に対して実績がどうだったのか、差異の要因は何かを説明することに多くの時間が使われてきた。しかし、変化の速い環境では、それだけでは不十分である。重要なことは、差異を説明することではなく、その差異を踏まえて次にどの打ち手を選ぶべきか、判断することだ。

 もっとも、表2で示したすべてのレイヤーを一度に整備しようとすると、取り組みは大がかりになり、現場の負荷も高くなる。初手として重要なことは、全社一斉のデータ整備ではなく、主要な事業部や重要な意思決定テーマに絞って、財務指標と事業KPIをひも付けることである。

 たとえば、拠点採算を見直したいのであれば、拠点別PLと来店客数、人員数、商圏人口、設備更新費用を接続する。顧客別採算を見直したいのであれば、売上高だけでなく、粗利、値引き、対応工数、解約率を同じ単位で見られるようにする。

 最初から完璧なデータモデルを作る必要はない。まずは、経営会議や予算会議で実際に議論されているテーマを一つ選び、「どの財務指標と事業KPIを組み合わせれば、判断が変わるのか」を定義することから始めるべきである。

 財務・会計DXを、単なる効率化で終わらせてはならない。CFO組織が「数字の集計者」から「意思決定モデルの設計者」へ進化するとき、財務データは初めて未来の事業判断に変わる。

この記事は参考になりましたか?


広告を読み込めませんでした

広告を読み込み中...

  • Facebook
  • X
  • note
財務・会計Online Press連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

永尾 裕樹(ナガオ ヒロキ)

レバレジーズ・コンサルティング・グループ株式会社
シニアパートナー/デリバリーグループ責任者大手信託銀行、大手コンサルティングファーム等を経て現職。金融機関、エンターテインメント、公共・官公庁、出版・情報サービスなど、幅広い業界のクライアントに対し、戦略、業務改革、IT構想・導入、プロジェクトマネジメント...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EnterpriseZine(エンタープライズジン)
https://enterprisezine.jp/article/detail/24629 2026/07/31 08:00

Job Board

AD

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング