顧客・市場のニーズに対応した機能強化を提供
これまで紹介してきたのは、仮想環境関連の機能強化・拡張である。これ以外にもJP1 V9.1では、顧客のニーズに対応した機能の強化を図っている。
Windows環境でのスモールスタートに対応できるよう、Hyper-V 環境を制御する「Microsoft System Center VirtualMachine Manager 2008 R2(SCVMM 2008 R2)」をJP1 製品化した、「JP1/Integrated Management - System Center VirtualMachine Manager(JP1/IM - SCVMM)」の提供はその一例だ。これによりJP1 との連携が強化されることで、IT リソースの割り当て予約が容易になり、Hyper-V 環境におけるより効率の良い運用が可能になる。
また、今年2 月より販売を開始している「JP1/VERITAS」の最新バージョンでは、重複するデータをバックアップ対象外とする重複排除機能の提供により、バックアップ先のストレージ容量の削減やバックアップ実行時のネットワーク負荷を低減できるようになっている。
日立では、今後も顧客、市場の声に応えるべく、JP1 のさらなる進化を計画している。例えば、2011 年に提供を予定している次バージョンでは、課金管理やセルフポータルなどプライベート・クラウドの支援や中長期におけるキャパシティ管理などの機能の強化も予定している。クラウド時代のIT投資の全体最適化。これを実現するためには、多彩な機能を提供するJP1 の導入は欠かせないといえるだろう。
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