Clouderaは2026年9月11日、最先端AIの研究開発をグローバルに展開するMistralとの戦略的パートナーシップを発表した。
両社は、Clouderaのハイブリッドデータ&AIプラットフォームとMistralのソブリンAIモデルを組み合わせ、企業データが存在する場所に直接、安全なソブリンAIを提供する。機密情報を自社の管理下から外部に移すことなく、パブリッククラウド、プライベートクラウド、オンプレミス、エッジ、ソブリン環境、さらには完全なエアギャップ環境に至るまで、必要な場所でAIを稼働させられるようにする狙いだ。
MistralのAIモデルおよびツール群をClouderaのプラットフォームに統合することで、顧客は30エクサバイトに及ぶデータを活用し、独自にカスタマイズしたAIモデルやアプリケーションを実行できるようになるという。対象となるのは推論、チャット、コーディング、ドキュメントインテリジェンス、音声など幅広い領域のモデルとツール。企業はコンテキストに対する一貫したガバナンスとコントロールを維持しながら、ニーズに応じた展開先を選択できる。
自社環境内で推論を実行できるため、パブリックAPIの従量課金モデルだけに依存せず、ワークロードに適した展開モデルやインフラを選べる点も特徴だ。また、企業が独自の知識を基盤にモデルを構築するためのシステム「Mistral Forge」との統合により、管理された環境内でプライベートな企業データを用いたモデルのカスタマイズやトレーニングが可能になる。開発者は知的財産を外部にさらすことなく、ガバナンスされたデータへの対話型アクセスやAI支援によるソフトウェア開発、エージェント型ワークフローなどを構築できるという。両社は次世代のエッジAIでも協業し、データが生成される場所の近くで高度な推論を実行できるようにすることを目指す。
Cloudera 社長執行役員の山賀裕二氏は「日本企業においてAIの本格活用が進む中、重要なデータのセキュリティやガバナンス、データ主権を確保しながら、最先端AIを活用することへの関心が高まっている。データを自社のコントロール下に置いたまま、環境やニーズに応じてAIを活用できる新たな選択肢を日本のお客様にもたらす」とコメントしている。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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