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オープンソースのサポート:どのような場合に有料サポートを使用すべきか


オープンソースのソフトウェアが当たり前のようにシステムで使われるようになってきましたが、それとともに問題発生時の対処を考える機会も増えてきました。オープンソースはコミュニティも充実し、絶え間ないバージョンアップが行われていますが、「今、稼働しているソフトにバグが見つかった」といったときのための対策を練っておく必要があります。こういった際、有料サポートについてはどのように考えたらいいのでしょうか。

 現在では、多くの大企業がある種のオープンソースソフトウェアをデータセンターで利用していると考えられます。それが何台も並んだLinuxサーバーにせよ、対照的ないくつかのLinuxインスタンスにせよ、またはWindows上で稼動するApacheだけにせよ、オープンソースは広く普及しています。では、オープンソースソフトウェアについて何か助けが必要になった場合はどうしているでしょうか。単純な設定に関する問題だけでなく、「ドキュメント通りに動作しない」といった問題や、バグが発生した場合などです。方法はいろいろありますが、それは本当に価値があるものでしょうか。

 まず、現在の状況をはっきりさせておきましょう。商用ソフトウェア(クローズドソースソフトウェア)のサポートは、以前に比べて良くも悪くもなっていません。一方、オープンソースではその「コミュニティ」(つまりフォーラムやメーリングリスト)がサポートにおいて大きな役割を果たしています。しかし、最近はオープンソースでも専門的なサポートを行う機関とその保証が求められるようになってきています。こちら側に落ち度はないのに基幹サーバーがダウンした場合、メーリングリストはあまり有用ではありません。エラーメッセージやよくある間違いならばたいていは解決策が見つかりますが、ほとんどの場合は、自分でどうにかして対処しなければならないバグだと判明するだけです。

 バグを見つけても、直ちにアップデートの公開を開発者に依頼することはほとんど不可能なので、自分自身で事態を収拾する必要があります。オープンソースソフトウェアでバグを見つけた場合の対処方法がいくつかありますので、以下に示します。

  • 他のバージョンを使用する。付属のライブラリの更新が必要になる場合が多い。
  • 他のサーバー上で使用する。できれば別のLinuxディストリビューションにする。
  • 最新の公式リリースから自分用のバージョンをコンパイルする。
  • 既に同じ問題を解決したユーザーがいないかどうかGoogleで検索する。

 「対処できないバグ」以外にも多くの問題があることは間違いありませんが、今回はサポートに関する問題について考えていきましょう。

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Charlie Schluting(Charlie Schluting)

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