ガジェットによって得られる「経験」を伝えるのがエバンジェリストの仕事である。そして、この「経験」と同じくらい重要になってくるのが、ガジェットによって得られる電波である。
電源と電波とエバンジェリスト
以前、20ポートのUSBハブを導入した吾輩だが、実は、スマートフォンやスレート端末などを一緒に持ち歩いていると、USBハブのことなどどうでもよくなってくる。決して、USBハブに飽きたわけではない。エバンジェリストには、USBハブよりも重要なものがあるのである。
それは、電源と電波。
たとえば、iPadやWindows7スレートが無事に起動したとしても、WiFi電波が必要である。なおかつ、そのWiFi電波を手に入れるには、そのWiFi機器がしっかりと充電されている、あるいはいつでも充電できるような状態になければならない。さらに、そのWiFi機器を接続するPCやiPadなども充電できる状態をキープできるのが理想だろう。
このように複雑化・多様化する電源ならびに電波へのニーズを満たすガジェットがこれだ。

これで、Pocket WiFiを受電しながら、iPhoneを充電しつつ、Windowsパソコンも充電しながら、仕事をすることができるのである。これは快適である。
しかし、ここにきて厄介なことが増えた。それは、自社の製品としてWindows Phone7を持ち歩かなければならないということである。このことは同時に電源供給をしないといけないスマートフォンが増えたことになる。
吾輩はつねにWindows Phone7、iPhone、Androidという3種類のスマートフォンを持ち歩いている。この3つの充電ケーブルの形状は、それぞれに異なる。つまり、同時にこれらのスマートフォンがお腹を空かせたら、先ほど紹介したUSBポートが2口の充電ガジェットでは足りないのである。

その名も「充電万能」。電源コンセントにさせば、同時に4つの機器を充電することができる。
これで私の充電という欲求は満たされたのである。このUSB充電機器には、しばしば、iPhone、Windows Phone7、Android、イーモバイルのPocket WiFIが並んで充電される。「充電万能」の名の通り、ひたすら「充電だけ」を目的とした製品である。

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西脇 資哲(ニシワキ モトアキ)
マイクロソフト株式会社 テクニカル・ソリューション・エバンジェリスト。 IT業界屈指のカリスマプレゼンター/デモンストレーター。日本オラクルで10年以上製品のマーケティングを担当。基本的にインターネット関連製品に軸足を置いている。パッケージソフトウェア開発経験、ISP起業経験あり。特技は弁当解説。趣味はカレー。日々のつぶやきはこちら https://twitter.com/waki
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