前回に続き、日本マイクロソフトPremier Field Engineering部の古賀が記事を担当します。前回の記事では、Contained Databaseの生まれた背景や概念について紹介しました。今回の記事ではContained Databaseで具体的にどのような問題が解決されるのかを紹介します。
Contained Database の機能
そもそもContained Databaseとはただのデータベースのオプションです。一般的なデータベース オプションと同じようにCREATE DATABASE句や、ALTER DATABSE句で指定できるオプションの1つです。
では、Contained Databaseの機能を有効にするとはどういうことなのでしょうか。それは、エンティティがアプリケーション モデル内に納まるようにするということです。これによるエンティティへの影響は、以下の 3 パターンに分類されます。
- アプリケーション モデル内で利用できるように機能が制限される、または、動作が変更になる
- アプリケーション モデルを超えるため、使用できなくなる
- まったく影響をうけない
今回は、このうち 1. に該当する照合順序という機能をContained Databaseで解決される問題の具体例として取り上げます。
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古賀 啓一郎(コガ ケイイチロウ)
日本マイクロソフト株式会社勤務。きままなエンジニア。
謎があると解決せずにはいられない性格。
週末は家事に従事。※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
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