日本のユーザは品質に厳しい - 外資系ベンダのトップを取材するとこういうコメントが返ってくることが少なくありません。額面通りに受け取ると、徹底的に良い品質にこだわるものづくりの姿勢や職人文化が評価されているように聞こえますし、事実、そういう部分も多分にあると思います。しかし一方で、明らかに質の悪い製品やサービスにクレームを付けるならまだしも、きちんと動いているシステムに対しても詳細な説明を求めるユーザも存在します。ある外資系ベンダの方から聞いた話ですが、「ハードウェアが故障したのになぜかOSの不具合についての説明を求めてくる。関係ないといってもいいから説明しろという。とにかく一度はこちらに説明させないと気が済まないらしい」- もしこれが日本のITユーザの標準としたら、たしかにグローバルスタンダードとはかーなーりかけ離れているのかもしれません。
-
- Page 1
-
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
五味明子(ゴミ アキコ)
IT系出版社で編集者としてキャリアを積んだのち、2011年からフリーランスライターとして活動中。フィールドワークはオープンソース、クラウドコンピューティング、データアナリティクスなどエンタープライズITが中心で海外カンファレンスの取材が多い。
Twitter(@g3akk)や自身のブログでITニュース...※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア