前回は、ファイナンスの知識は大いに役立つけれども注意点も多いこと、そして根本的にはビジネスプランが重要であることをご紹介しました。戦略投資のビジネスプランがデタラメであれば、精緻なリスク分析を行ったりNPV等を計算したりしても意味がありません。問題を根本から解決するためには、ビジネスプランを練り上げる方法論が必要になります。今回は、不確実な事業に適したビジネスプランニング手法「仮説指向計画法(Discovery-Driven Planning)」をご紹介します。今までの連載はこちら。
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小川 康(オガワ ヤスシ)
インテグラート株式会社代表取締役社長東京海上火災保険に勤務後、ペンシルバニア大学ウォートンスクールのイアン・マクミラン教授の研究センターに2年間勤務し、不確実な時代のビジネスプランニングを学ぶ。ブーズ・アンド・カンパニーを経て現職。インテグラートは、研究開発投資や新規事業投資、M&A等の戦略投資の計画立案と意思決定を支援するビジネスプランのシミュレーションソフトを開発・販売し、関連するコンサルティング・研修を提供している。著書に『...
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