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Citrix XenDesktop デスクトップ&アプリケーション仮想化 実践ガイド

XenDesktopの機能とアーキテクチャの基礎について学ぼう(1)

■Citrix XenDesktop デスクトップ&アプリケーション仮想化 実践ガイド

XenDesktopのアーキテクチャ

 XenDesktopはデスクトップおよびアプリケーション仮想化を実現するソフトウェアである。デスクトップ仮想化やアプリケーション仮想化には、それぞれいくつかの方式があるが、XenDesktopで利用される主要な方式は、サーバー上で稼働させたWindows OSのデスクトップあるいはアプリケーションの画面をネットワーク経由で転送し、ユーザーがどこからでも自分の業務環境にアクセスできるようにするものである。

 XenDesktopはこれを実現するための複数のモジュールから構成される。

▲図1:XenDesktop 7の全体構成

 Delivery Controllerは中核となるサーバーモジュールであり、サイト構成データベースに構成・設定情報を格納する。管理者はCitrix DirectorおよびCitrix Studioという管理ツールで構築や運用管理を行う。PVS(Provisioning Services)は仮想デスクトップを単一イメージから大量展開できるツールだ。

 ユーザーは、WindowsやMac OS、あるいはiOSやAndroidなど、好きなデバイスを用いてCitrix Receiverというソフトウェアで仮想デスクトップ/アプリケーションに接続する。StoreFrontというポータルにアクセスし、アカウント情報を入力すると、管理サーバーであるDelivery Controllerから、そのユーザーが利用可能なデスクトップやアプリケーションの情報が提供され、ユーザーはポータル画面に表示されたアイコンをクリックするだけでそのデスクトップやアプリケーションにアクセスできる。

▲図2:Citrix Receiverにユーザーが利用可能なアプリケーション一覧が表示された状態

 多くの場合、仮想デスクトップ(およびアプリケーション)はデータセンターなどに設置したサーバーマシン上で稼働しており、ユーザーはその環境にリモートアクセスして利用する形となる。アクセス先のOSにはVDA(Virtual Delivery Agent)いうモジュールがインストールされ、Citrix独自のHDX(High Definition eXperience)テクノロジーを実現するために用いられる。

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この記事の著者

島崎 聡史(シマザキ サトシ)

IT研修ベンダーにて講師としてコース企画、教材執筆、講習会実施などに携わった後、シトリックス・システムズ・ジャパン株式会社に入社。デスクトップ仮想化製品のプリセールスに従事する傍ら、日本CloudStackユーザー会でのコミュニティ活動を通じてCloudStackの普及啓蒙に携わる。Twitter: @smzksts

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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