『Citrix XenDesktop デスクトップ&アプリケーション仮想化 実践ガイド』の構成
XenDesktopの紹介を始める前に、まず書籍の構成について触れておく。書籍は以下の14章で構成されている。
第1章 デスクトップ仮想化とXenDesktopの概要
第2章 XenDesktopの機能とアーキテクチャ
第3章 デスクトップ仮想化の正しい進め方
第4章 簡易検証環境の構築
第5章 ハイパーバイザーと管理サーバーの構成
第6章 仮想デスクトップの展開 ―手動展開とリモートPCアクセス
第7章 仮想デスクトップの展開―MCS
第8章 仮想デスクトップの展開―PVS
第9章 アプリケーションの公開
第10章 HDX 3D ProによるGPUの利用
第11章 外部からの接続環境の構築―基礎編
第12章 外部からの接続環境の構築―応用編
第13章 仮想デスクトップ環境の最適化と運用管理
第14章 XenDesktopに関連したその他のCitrix製品
第1章から第3章はXenDesktopへの理解を深めるための読み物、第4章から第9章は実機を用いての実践、第10章では仮想デスクトップ環境における3Dアプリケーションの利用について、第11章と第12章では社外からのアクセスにおけるセキュリティ確保およびパフォーマンスを最適化について、第13章では運用を効率化したりするための様々な機能について、第14章ではXenDesktopに関連したCitrix製品を紹介している。
書籍ではXenDesktop 7から採用されたデスクトップ仮想化機能とアプリケーション仮想化機能を統合的に管理できるFMA(FlexCast Management Architecture)をベースに解説されている。書籍刊行後にリリースされた最新版であるXenDesktop 7.5/XenApp 7.5(関連記事)でも同一のアーキテクチャ、同一のモジュール構成を踏襲しており、書籍は最新版の理解にも役立つ内容である。なお、章・節・項レベルのより詳細な構成ついては書籍情報ページの「目次」をご覧いただきたい。
連載第1回となる本稿では、書籍の第2章にあたる「XenDesktopの機能とアーキテクチャ」について、内容を一部抜粋して紹介する。