SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

最新イベントはこちら!

Data Tech 2024

2024年11月21日(木)オンライン開催

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けの講座「EnterpriseZine Academy」や、すべてのITパーソンに向けた「新エバンジェリスト養成講座」などの講座を企画しています。EnterpriseZine編集部ならではの切り口・企画・講師セレクトで、明日を担うIT人材の育成をミッションに展開しております。

お申し込み受付中!

EnterpriseZine(エンタープライズジン)

EnterpriseZine編集部が最旬ITトピックの深層に迫る。ここでしか読めない、エンタープライズITの最新トピックをお届けします。

『EnterpriseZine Press』

2024年秋号(EnterpriseZine Press 2024 Autumn)特集「生成AI時代に考える“真のDX人材育成”──『スキル策定』『実践』2つの観点で紐解く」

EnterpriseZineニュース

国内DevOpsソフトウェア市場、2022年までの年間平均成長率は20.8%で427億円の市場規模に――IDC発表

 IDCではDevOpsについて、企業がスピード、生産性、品質などのビジネス能力を高めることを目標とし、ビジネスを支えるアプリケーションの開発(Dev)からオペレーション(Ops)までのプロセスを通して複数の組織や担当者が共同で取り組む際の必要な方法論と一連のプラクティス(実践)と定義している。

 DevOpsソフトウェアは、DevOpsを実現するために組織の構造と開発/オペレーションプロセスの両方に体系的な変更を加え、各プロセスの調和を図るために必要となるツールと定義している。

小規模でDevOpsを実践する企業が増加し、2017年の国内市場は前年比16.1%増

 2017年の国内DevOpsソフトウェア市場は、前年比成長率16.1%で166億1,000万円となった。トライアルやパイロットプロジェクトなどを含む小さい規模でDevOpsを実践する企業が増えつつあり、DevOpsソフトウェア市場が立ち上がりを見せている。

 2018年からはIT組織全体でDevOpsの実践を本格化させる企業が増えていくに伴いDevOpsソフトウェアの使用率が高まり、2018年から2020年まで20%以上の前年比成長率が続くと見ている。IDCでは2017年~2022年の年間平均成長率(CAGR: Compound Annual Growth Rate)は20.8%、2022年には427億円に達すると予測している。

 短期的にはソフトウェアのバージョン管理や変更/構成管理、テスト/品質管理を行うアプリケーションライフサイクルソフトウェアへの投資が優先して行われる。アプリケーションライフサイクルソフトウェアを活用し、継続的インテグレーションが実現される。中期的には、アプリケーションの実行環境に対する投資にシフトしていく。アプリケーションデプロイの自動化/管理ツールやモニタリングツールなどオペレーション管理ソフトウェアに関する市場が拡大していくとみている。

DevOps向けパブリッククラウドサービス市場が高い成長

 今後、DevOpsソフトウェアの提供形態にも変化が出てくると考えられる。2017年では、DevOpsソフトウェア市場におけるパッケージソフトウェアの売上額構成比は75%だが、2022年には56%にまで下がりる。一方、パブリッククラウドサービスの売上額構成比が2022年で44%にまで拡大、2017年~2022年のCAGRは34.8%になると予測している。

 DevOps向けパブリッククラウドサービスの成長要因としては、主要なPaaS(Platform as a Service)においてDevOpsサポート機能が拡充されていくことと、DevOps向けアプリケーションライフサイクルツールをSaaS(Software as a Service)として提供するサービスプロバイダーが増加していくことが挙げられる。

 IDC Japan ソフトウェア&セキュリティ リサーチマネージャーの入谷光浩氏は「国内DevOpsソフトウェア市場は、今後アプリケーション主導型のイノベーションを実現しようとする企業の投資が拡大していくことによって高い成長を続けていく。商用パッケージソフトウェアとオープンソースソフトウェアだけではなくクラウドサービスにおいても、企業のDevOpsプロセスの構築と統合をサポートするために拡張が行われ、DevOpsソフトウェア市場の拡大をさらに加速させていくことになる」と述べている。

参考資料:国内DevOpsソフトウェア市場 売上額予測・2017年~2022年(作成:IDC Japan)

 今回の発表は、IDCが発行したレポート「国内DevOpsソフトウェア市場予測、2018年~2022年」にその詳細が報告されている。

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
関連リンク
この記事の著者

EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)

「EnterpriseZine」(エンタープライズジン)は、翔泳社が運営する企業のIT活用とビジネス成長を支援するITリーダー向け専門メディアです。データテクノロジー/情報セキュリティの最新動向を中心に、企業ITに関する多様な情報をお届けしています。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EnterpriseZine(エンタープライズジン)
https://enterprisezine.jp/news/detail/10407 2018/02/20 14:45

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング