2024年6月27日、LINE WORKSは、同社が運営する「LINE WORKS」サービスに関する相談や営業活動に役立つ情報を、生成AIによって支援するAIエージェント「AI相談室」を開設した。
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AI相談室は、LINE WORKSの公式WEBサイト上に実装された生成AIエージェントで、自社用AIエージェントを実装できる製品プロトタイプ。社内にある情報を活用し、ノーコード・ノープロンプトでRAGを構築し、生成AIを通じて最適化された回答を得られるという。
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なお、LLMには最新のChatGPTを採用。外部データソースとして、LINE WORKS公式サイト上で公開しているコンテンツ(ヘルプセンター、導入事例、セキュリティホワイトペーパー、LINE WORKS Developersなど)を使用している。
たとえば、ユーザーが「〇〇業界において、他社はどのようにLINE WORKSを利用しているかを知りたい」と質問すると、AIは300件以上のLINE WORKSの公開事例の中から回答するという。また、回答に「外部との連携を活用している」という内容が含まれる場合、「外部との連携はどのように行えばよいか」と質問すると、設定手順について外部データソースを元に整理した上で回答し、参照先のLINE WORKS公式ガイドのリンクなども合わせて案内する。これを営業活動に応用すると、従来は人力で行っていた提案資料の作成や提案シナリオの検討を効率的に行えるとのことだ。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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