SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

最新イベントはこちら!

Data Tech 2024

2024年11月21日(木)オンライン開催

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けの講座「EnterpriseZine Academy」や、すべてのITパーソンに向けた「新エバンジェリスト養成講座」などの講座を企画しています。EnterpriseZine編集部ならではの切り口・企画・講師セレクトで、明日を担うIT人材の育成をミッションに展開しております。

お申し込み受付中!

EnterpriseZineニュース

ChatGPT利用率は20.4%、職場利用の懸念は「回答の不正確さ」が47.7%で最多──NRI調査

 2024年10月24日、野村総合研究所(NRI)は、レポート「日本のChatGPT利用動向(2024年9月時点)」を発表した。

調査概要

  • 調査名 :「インサイトシグナル調査」2024年9月実施
  • 調査期間:2024年9月7日~2024年9月8日
  • 調査方法:インターネット調査
  • 調査対象:関東1都6県(茨城、栃木、群馬、千葉、埼玉、東京、神奈川)の満15~69歳の男女個人(20歳~59歳は人口構成で年代割付)
  • 有効回答数:2,985人
  • 主な調査項目:メディア(テレビ、新聞、雑誌、デジタル、交通広告など)への接触、クリエイティブ認知状況、商品・サービスに対する購買プロセス、消費価値観/趣味/悩みなど、チャネル利用状況/SNSなどのツール利用状況など、世帯構成/職業/金融資産など

調査結果

ChatGPTの認知率と利用率

 ChatGPTを知っていると答えた人が72.2%、実際に利用したことがあると答えた人は20.4%で、2023年6月に同社が調査した結果と比べ、認知は頭打ち傾向が見られるものの利用は伸びていたという。

 性別は男性の比率が高く、認知率では77.6%(男性)対66.7%(女性)、利用率でも26.9%(男性)対13.8%(女性)となっている。昨年の結果と比べ、男性の認知は頭打ち傾向が見られるのに対し、女性の認知は若年層中心に向上していた(女性20代:61.4%→72.0%、女性30代:56.4%→74.7%)。また、利用においては男性中年層(男性40代:19.3%→29.6%、男性50代:15.8%→21.8%)および女性若年層(女性20代:16.0%→22.4%、女性30代:10.2%→17.1%)において利用が伸びている。

ChatGPTの性年代別<認知率>の変化(関東地方満15~69歳)[画像クリックで拡大]
画像を説明するテキストなくても可
ChatGPTの性年代別<利用率>の変化(関東地方満15~69歳)[画像クリックで拡大]
ChatGPT利用の不安や懸念は「回答の不正確さ」「自分で考えなくなること」

 職場におけるChatGPT利用の不安や懸念について、主な不安や懸念で挙げられるのは「回答が不正確な場合があること」(47.7%)、「AIに頼って自分で考えなくなること」(39.6%)だった。

 昨年の調査と比較すると、「AIに頼って自分で考えなくなること」が42.4%から39.6%へ減少していたこと、「サイバー犯罪に巻き込まれる可能性があること」が17.5%から14.5%へ減少していた。

画像を説明するテキストなくても可
職場におけるChatGPT利用の不安や懸念の変化(関東地方満15~69歳)[画像クリックで拡大]
ChatGPTの利用用途は文章の要約が上昇、コミュニケーション相手は減少

 業務におけるChatGPTの利用用途を調査した結果、「文章の作成」「情報収集」用途としてChatGPTを利用する想定が高く、昨年の調査からの変化としては「文章の要約」が26.6%から31.4%へ増加していた。

画像を説明するテキストなくても可
職場におけるChatGPT利用用途の変化(関東地方満15~69歳)[画像クリックで拡大]

 一方、「人の代わりのコミュニケーション相手になる」については16.2%から11.9%へ減少。業種別に詳しく分析すると、特に飲食店・宿泊業や医療・福祉業では減少傾向が高い。昨年の調査時点では、飲食店・宿泊業や医療・福祉業においてChatGPTの利用用途として「人の代わりにコミュニケーション相手になる」を挙げる人が多かったが、それが全体平均並みに減少している。

画像を説明するテキストなくても可
利用用途「人の代わりにコミュニケーション相手になる」の変化(業種別、関東地方15~69歳)[画像クリックで拡大]

【関連記事】
NRI、金融機関のセキュリティ水準を満たす各社専用のAIプラットフォーム、25年度上期に提供予定
NRIセキュア、「Web3セキュリティ総合支援」提供 Web3事業のサイバーセキュリティ向上を支援へ
NRI、ELYZA、KDDIが協業 法人向け生成AIソリューションと国産LLM提供、導入支援を目指す

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
関連リンク
この記事の著者

EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)

「EnterpriseZine」(エンタープライズジン)は、翔泳社が運営する企業のIT活用とビジネス成長を支援するITリーダー向け専門メディアです。データテクノロジー/情報セキュリティの最新動向を中心に、企業ITに関する多様な情報をお届けしています。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EnterpriseZine(エンタープライズジン)
https://enterprisezine.jp/news/detail/20653 2024/10/24 17:00

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング