2026年7月30日、ServiceNow Japanは「Enterprise AI Maturity Index 2026(企業のAI成熟度指数)」日本語版を公開。同調査は世界19ヵ国、12業界の経営層やシニアディレクター、計4,500名(日本300名含む)と、従業員2,000名(日本100名含む)を対象に実施され、米調査会社ThoughtLabと連携して分析された。
調査によると、企業のAI成熟度スコア(100点満点)は前年の35から51へと16ポイント上昇したという。7つの評価指標のうち、「ビジョンとリーダーシップ」「管理と文化」「データモダナイズ」「AIガバナンス」「AIによる価値の推進」で進展が見られたが、「人材とスキル」「AIを活用したワークフロー」では依然課題が残る。
特に人材とスキル面では継続的なAI研修や長期的な人事計画の策定が進まず、AIを活用したワークフローの成熟度は40に留まり、多くの組織が断片化したインフラ上でAIによる業務自動化に止まっていることが明らかとなった。
AIへの投資は前年比110%増加し、2027年までにはさらに81%増加、IT予算の20.4%がAI支出になると予測されている。ただし、レガシーシステムを統合プラットフォームへ刷新した組織は全体の16%に止まり、多くの企業では分断されたシステムの上にAIを載せている現状が浮き彫りとなっている。
エージェンティックAIの導入も急増し、導入率は59%に上るが、完全な自律型ワークフローを実現している組織は9%に留まる。日本国内では、合意形成の遅さや経営陣のリーダーシップ面で課題が指摘された。
ペースセッターと呼ばれる上位21%の組織は、ビジョンの共有やデータ統合、変更管理、AIガバナンス強化などで成熟度を示しており、AIファーストの組織づくりが今後求められている。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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