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【特集】VMware Tanzu「モダンアプリケーションへ舵を切れ」(AD)

日立は30万人規模のvSphere環境から「CaaS」を実現 自社で大規模導入した“経験知”を活用へ

ノウハウを生かした「DX」に最適なサービスを提供へ

自らVMware Tanzuを大規模導入したノウハウと知見を投入

 日本ではオンプレミスで、VMwareの仮想化基盤を利用している企業は多い。VMware vSphereで稼働するシステムのクラウド化、コンテナ化において「親和性が高いのがVMware Tanzuです」と加藤氏。顧客企業が既存環境との親和性やvSphereの操作性を重視する際、またベンダーロックインを嫌う顧客にもVMware Tanzuが有効な選択肢となる。

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 既に日立では、日立グループの各企業が利用できるコンテナ基盤をTanzuで構築し利用しているという。これは日立グループ全体のコンテナ共通基盤であり、vSphereの環境をベースに「Container as a Service」を実現している。この環境の構築にあたり「アプリケーション側とインフラ側の運用の役割分担をどう決めるのか、その調整には時間をかけました」と加藤氏は、Tanzuを採用したことで運用における役割の分割が柔軟に実現できたと説明する。

 加えて、日立のソリューションのひとつとして展開している「デジタル分析環境プラットフォームサービス」もTanzuベースで実装されている。データ分析、可視化のミドルウェアで構成するデジタル分析環境をTanzuのプラットフォームでコンテナ化し、自社サービスとして展開。VMイメージのコンテナ化サービスを内部利用しており、コンテナ化でサーバーリソースの集約やOSやミドルウェアのライセンスコストの削減を図っているという。

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 日立ではこのように自ら本番環境でVMware Tanzuのような新しい技術を取り入れて活用し、得られたノウハウを顧客に提供できる。自分たちで大規模に実践して得られた成功、失敗のノウハウがあることこそが、日立の強みなのだ。今回はインフラ周りのクラウドネイティブ化、コンテナ化支援の説明が中心だがアプリケーションのモダナイズ支援、さらにはより上流のDXの計画策定など幅広いサービスを日立は提供している。「良い面も悪い面もリアルに経験しているからこそ、そのノウハウを顧客に提供し、幅広いサポートが可能です」と山崎氏は語った。

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谷川 耕一(タニカワ コウイチ)

EnterpriseZine/DB Online チーフキュレーターかつてAI、エキスパートシステムが流行っていたころに、開発エンジニアとしてIT業界に。その後UNIXの専門雑誌の編集者を経て、外資系ソフトウェアベンダーの製品マーケティング、広告、広報などの業務を経験。現在はフリーランスのITジャーナリスト...

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