伊藤忠テクノソリューションズ(以下、CTC)は、鉄道車両内の映像をリアルタイムで確認できるIoTカメラソリューションを京王電鉄に提供したことを発表した。
京王電鉄は、鉄道車両内の安全やセキュリティの向上のため、車内の状況把握につながるカメラやシステムの導入を進めているという。
今回、京王電鉄に提供したIoTカメラソリューションは、MOYAIの高機能ネットワークセンサー「IoTube(アイ・オー・チューブ)」に4Gネットワーク回線のSIMカードを組み込んだもの。
これはネットワークを通して収集した動画のリアルタイムでの閲覧や、AIによる動画解析を短期間で実現するプラットフォームサービスだ。京王電鉄は、このソリューションを2022年8月より導入を開始。
CTCは、IoTube端末の導入に加え、ライブ映像と過去動画の閲覧、映像データの一次保管や端末の管理を行うクラウドサービス「THEASIGHT(テアサイト)」の開発・提供を担っているとのこと。
今後CTCは、リアルタイムに車両内の混雑状況を計測するAIや、温度、湿度、赤外線サーモグラフィ、煙検知などの各種センサー機能の利用、鉄道業界向けのインターフェースや機能の追加などを含めてTHEASIGHTの更なる機能拡充を図り、快適な利用環境の整備に貢献していくとしている。
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