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データウエアハウス構築の時間を圧倒的に短縮、コンサルティングと連携したBIソリューション

新設のビジネス分析・最適化支援部隊と連携

 IBM Smart Analytics Systemの販売では、2009年7月に設立したビジネス分析やビジネス最適化支援を行う組織「Business Analytics and Optimization」(BAO)と連携した案件発掘を行っている。BAOは、あらゆる業種において、企業や組織の意思決定のスピードと質を飛躍的に高め、ビジネスの結果や成果を把握し向上させることを支援する組織で、250名以上の専任コンサルタントが属している。そこで駆使されているのが、数理分析や情報管理におけるIBMの豊富な専門知識や技術だ。

 膨大な情報の中から的確かつ精微な情報を抽出し、データの傾向や因果関係を見つけ出し分析することは、これまでは、先端金融工学などの分野で一部しか活用できていなかった。BAOは、IBMの高いコンサルティング・スキルと数理科学分野やデータ分析の専門家による数理分析との組み合わせで、幅広いお客様の課題に応える。例えば、保険金支払いにおいて、不正検知を行う場合、関係が把握できなかったデータ間の関連性を分析し、疑わしい請求を容易に認識することが可能だ。

 今後、IBMのBIシステム製品開発提供部隊とBAOが連携してお互いの専門知識を有効に活用することにより、これまで以上にお客様のニーズを素早く把握し、解決していきたいと考えている。自社のBIシステム像が明確ではないお客様に対しては、製品導入のご提案だけではなく、たとえば同業種の事例を紹介するソリューションテンプレートを示す。そこでイメージをつかんでいただき、お客様からのニーズを把握する。

 そこから徐々に要件を引き出し、さらにIBMがグローバルに持つ豊富なBI構築に有用な情報を提供しながら詰めていく。中にはテンプレート化するのが難しい業界もあるが、その場合も、有効と思われるものを一例としてご紹介しながら進めているところだ。また業務の多様化などにより、以前と比較してテンプレートに当てはめるだけでは十分ではない事例が増えている。そこで活きてくるのが、IBM Smart Analytics Systemにあるような、機能モジュール追加による柔軟性だ。

 IBMは、地球がより賢く進化していくことを示す「Smarter Planet」というビジョンの下、新しい情報活用の考え方である「New Intelligence(ニュー・インテリジェンス)」を提唱している。「New Intelligence」は、「状況を察知して対応する」から「起こるであろうことを予測して意思決定を行う」という新しい情報活用だ。

 次に何が来るかを予測することで、お客様は先を見通し、より賢明な意思決定を行うことができるようになる。その一助として、IBMは有効な製品とコンサルティングサービスを組み合わせ、お客様のニーズにピンポイントで応えたBIソリューションを提供していく。

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この記事の著者

後藤 祥子(ゴトウ ショウコ)

日本アイ・ビー・エム株式会社
ソフトウェア事業インフォメーション・マネジメント
InfoSphereテクニカルセールス

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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