2024年10月1日、LinkedInは、富士通ラーニングメディアとグローバル人材の育成を目指し、戦略的パートナーシップを締結した。 この提携により、両社のノウハウを融合させた新サービスを提供するという。

富士通ラーニングメディアは今まで、国内事業者向けに学習管理プラットフォーム「KnowledgeC@fe」を提供。今回、LinkedInが提供するオンライン学習サービス「LinkedInラーニング」と提携し、ITスキルだけではなく、労働市場に対応するグローバル基準のAIツールやビジネス英語、マネジメント、プログラミング、セキュリティなどのeラーニングコンテンツを提供する人材育成サービスを目指すとのことだ。
同提携によって、「eラーニングシステムを導入したものの受講率が上がらない」「各自でスキルアップにつながる研修が選択できない」「表層的な学びにとどまり実践的な知識が身につかない」など、従来企業が抱えていたeラーニングに対する課題を解決するとしている。加えて、職務やキャリア目標、興味のあるスキルに基づきリアルタイムのアドバイスや個別に調整された学習コンテンツの推奨を受けられる、LinkedInラーニングの生成AI機能「LinkedIn Learning’s AI-powered coaching」など、LinkedInの生成AIを活用したツールも利用可能だという。

両社は、国内で3年以内に導入企業2,000社、ユーザー数100万人を目指し、その後アジア、グローバルでの展開を視野に入れているとのことだ。
【関連記事】
・LinkedIn、日本法人本社を東京ミッドタウン・タワーに移転 金継ぎをモチーフにしたオフィスロゴ
・富士通、日本語強化型LLM「Takane」提供 プライベート環境で製造業や安全保障分野でも活用可能に
・富士通、独デュッセルドルフにオープンAPNラボを開設へ 日本国外では初
この記事は参考になりましたか?
- 関連リンク
- この記事の著者
-
EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
「EnterpriseZine」(エンタープライズジン)は、翔泳社が運営する企業のIT活用とビジネス成長を支援するITリーダー向け専門メディアです。データテクノロジー/情報セキュリティの最新動向を中心に、企業ITに関する多様な情報をお届けしています。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア