SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

直近開催のイベントはこちら!

Security Online Day 2022

2022年9月16日(金)10:00~17:10

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けの講座「EnterpriseZine Academy」や、すべてのITパーソンに向けた「新エバンジェリスト養成講座」などの講座を企画しています。EnterpriseZine編集部ならではの切り口・企画・講師セレクトで、明日を担うIT人材の育成をミッションに展開しております。

お申し込み受付中!

栗原潔の2010年クラウド観察記

「え?それもクラウドなの?」~歪み始めた「クラウド」の定義をもう一度考えなおしてみよう

第1回


すっかりお馴染みとなった「クラウド」という言葉ですが、その定義はかなり広範に拡大解釈されているようです。今回は、本来のクラウドの意味をするところをおさらいしてみましょう。

クラウドにまつわる混乱の犯人は?

 「クラウド・コンピューティング」という言葉がIT業界で中心的に語られるようになってから2年以上が経っている。今日では、ほとんどすべてのベンダーが何らかのクラウド戦略を打ち出している。クラウドを自社戦略の中心に据えているベンダーも存在する。IT系のメディアでクラウドという言葉が聞かれないことはない。また、一般メディアにおいてもクラウドという言葉が特に説明もなく議論されるレベルになっている。

 しかし、依然としてユーザー、特に一般企業のIT部門担当者における混乱は続いているようだ。最もよく聞かれる不満の一つは、「クラウドの具体的な定義がはっきりしない」というものだ。「クラウドに関心がありますか、採用予定がありますか?」と聞かれたところで、そもそもクラウドの定義がはっきりしないので答えようがないということもある。

 もちろん、データやアプリケーションを社外のデータセンターに置き、インターネット経由でブラウザからアクセスするというクラウドの最も基本的なモデルについては異論が少ない。しかし、その基本的モデルの上位にある様々な付加的要素については人により定義が様々になっており、統一的な定義にはほど遠い状態だ。

言葉の定義は利害関係者によって常に拡大されるもの
言葉の定義は利害関係者によって常に拡大されるもの

 新しい概念、特に、耳あたりが良い言葉が生まれた時には、各当事者が自分の都合の良いように言葉を拡大解釈して使いがちだ。もちろん、このような傾向は特にクラウドに限った話ではない。不要な議論の拡散を防ぐためにも、まずは基本に立ち返ってクラウドという言葉の定義を再考すべきだろう。

次のページ
米国連邦政府の標準化担当機関「NIST」による定義

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
栗原潔の2010年クラウド観察記連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

栗原 潔(クリハラ キヨシ)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EnterpriseZine(エンタープライズジン)
https://enterprisezine.jp/article/detail/2170 2010/03/12 17:32

Job Board

PR

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

2022年9月16日(金)10:00~17:10

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング