日清食品ホールディングス(以下、日清食品HD)は、新たに開発したデータ統合およびデータ分析基盤の核として、Qlikの「Qlik Talend Cloud」を導入した。
このソリューションにより、基幹業務システム(ERP)のデータをリアルタイムでSnowflakeに統合でき、より正確かつ迅速な意思決定が可能になったとしている。
Qlikの導入前は、SAPを基盤とした基幹システムのデータが複数のプラットフォームに分散し、統一された基盤の構築が難しい状態だったという。また、データの更新は1日1回のみ手動で行われていたため、リアルタイム性の欠如により意思決定が遅れるとともに、運用上の負担を増加させていたとのことだ。
Qlikの導入により、日清食品グループ全体で最新のERPデータをSnowflakeに統合し、活用することが可能に。手作業によるデータのダウンロードも不要となり、データ活用の幅が広がり、迅速な意思決定が可能になったとしている。物流部門や営業部門では、AIを活用した自動化技術もあわせて適用し、出荷や売上のデータからトラブルへの対処をはじめとした意思決定に必要な情報を、リアルタイムで従業員に通知できるようになったという。
【関連記事】
・サッポロHD、データ統合プラットフォームにQlik導入 ピークタイムでも基幹システムの負荷を抑制
・AI・データ業界に変革をもたらすテーマは「真正性」「適用価値」「エージェント」──Qlik予測
・3割の日本企業がAIの信頼性が原因でAIプロジェクトに失敗 グローバルより高い傾向に──Qlik調査
この記事は参考になりましたか?
- 関連リンク
- この記事の著者
-
EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
「EnterpriseZine」(エンタープライズジン)は、翔泳社が運営する企業のIT活用とビジネス成長を支援するITリーダー向け専門メディアです。データテクノロジー/情報セキュリティの最新動向を中心に、企業ITに関する多様な情報をお届けしています。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア