口数はエバンジェリストの生命線
昨年末に翔泳社さんのお力をお借りして「ITエバンジェリスト養成講座」なるものを開催させていただいた。おかげまで年末にもかかわらず満席となり、120分間にもわたって「エバンジェリスト」の立場からプレゼンテーションやデモンストレーションのあり方について紹介をさせていただいた。
120分間ずっと説明をしたわけなので、当然ながら吾輩の口数が一番多い。いただいた120分間は私にとって貴重な時間であるだけではなく、お金を払ってきていただいた参加者にとっても貴重な時間であり、開始が遅れるとか、早く切り上げるとかはもってのほかである、それどころか、120分間のなかで空白があるのは大変もったいない。120分間しゃべって、説明して、伝えて、ということに集中すべきなのである。
これは、一般のセミナーや製品紹介にもあてはまる。相手に物ごとを伝えるにあたって、相手の貴重な時間をもらっているわけで、その時間を無駄にすることは絶対に許されない。であれば、その時間をしっかりと使うべきである。エバンジェリストの場合は、いただいた時間を「伝える」ことに使うために口数が多くなるのである。