Linuxと同様にOSSデータベースが増える
「10年前にLPI-Japanが発足したころは、まだ"Linux"をどう読むのかさえ分からないころだった」と振り返るのは、LPI-Japan理事長の成井 弦氏。PCの世界のOSとしてはWindowsがいまだ主流であることは間違いない。けれども、インターネットのサーバー、組み込み系OS、さらにはGoogleが開発したLinuxベースのOSであるAndoroidの登場など、特定領域ではLinuxは大きな広がりを見せている。この10年間で、Linuxは市場での十分な地位を築いたと言えるだろう。
この流れの中で、LPI-Japanが実施してきたLinux技術者認定試験の受験者数も着実に伸びているとのこと。いまでは、情報処理試験に次いで国内では2番目の規模の資格試験制度にまで拡大している。Linuxの普及は、ビジネスの世界でOSSソフトウェアを活用するきっかけとなったことは間違いない。そのOSSの世界にあって、Linuxと同様に普及が加速しているのがデータベースであろう。成井氏は、OSSデータベースが今後大きく伸びるであろうと言う。