SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

直近開催のイベントはこちら!

EnterpriseZine Day 2022

2022年6月28日(火)13:10

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けの講座「EnterpriseZine Academy」や、すべてのITパーソンに向けた「新エバンジェリスト養成講座」などの講座を企画しています。EnterpriseZine編集部ならではの切り口・企画・講師セレクトで、明日を担うIT人材の育成をミッションに展開しております。

お申し込み受付中!

BIZ Press

ウエアラブルや先端技術がもたらす新しいライフスタイル-Paypal、Fitbit、Livescribeが考える未来

 2014年4月9〜10日の2日間にわたり、東京四谷ホテルニューオータニにて「新経済サミット2014」が開催された。同イベントは、「イノベーション」「アントレプレナーシップ」「グローバリゼーション」の3つを日本経済・社会の復活と発展のキーワードに掲げ、その推進・強化を目的とする新経済連盟の主催により、昨年から開催されている。本レポートでは、9日に行われたセッション2「イノベーション—つながりゆく世界~ウエアラブルや近況通信技術などのテクノロジーの変化がもたらす新しいライフスタイルとは?」の登壇者の発言内容を抜粋のかたちで紹介する。

健康管理に役立つウエアラブルデバイスを開発、この分野の先駆者として
-Fitbit Inc. CEO 共同創業者、ジェームス・パーク氏

ジェームス・パーク
▲ ジェームス・パーク氏
Fitbit Inc.
CEO 共同創業者

 Fitbit開発のインスピレーションは、任天堂Wiiから得た。Wiiがソフトウエアとセンサーと組み合わせ、ゲームを活動的かつヘルシーなものに変革したことに刺激を受け、自分たちも何かポータブルな形態の製品を開発できないかと考えた。また、当時はまだ大量生産がされていなかったセンサー、Bluetooth、速度計などが搭載されていて29ドルという小売価格も目から鱗だった。

 Fitbitは、健康のためにライフスタイル管理に役立つウエアラブルデバイスとして開発された。減量やよりよい食事をするために、自分の行動を変えたいと望んでいる人は多いが、彼らはその行動をチェックするためのデータを持っていない。そこで、データを見える化して、それをもとにユーザーがアクティビティをチェックできるようなデバイスを作ろうと考えた。それまでのダイエット管理のサービスなどでは、ユーザーは食べた物のログを手で入力しなければならなかったので、トラッキング機能にも配慮した。

 たとえば歩数計は、工学的には少なくとも百年くらい前にさかのぼれる技術で作られており、昔からあるものだ。そのため、マーケット的に我々が目指していたのは人々の既存の行動をデジタル化、自動化する製品であって、行動そのものを変えるという意図はなかったといえる。

 2009年にオンラインで販売を始め、2013年には世界中で42か国、3万店以上で販売されるまでに成長した(日本ではソフトバンクと提携し2013年に販売を開始)。この爆発的成長は、ウエアラブルコンピューティングの分野がこの2年間で勢いづいたことの証左だと思う。メディアや消費者の関心も高く、これからの展開を楽しみにしている。

 今後、この分野では、ファッションとテクノロジーの融合がより進むだろう。当社は最近、トリー・バーチと提携し、ブレスレットなどのアクセサリーの全ラインに製品を組み込んでいく予定だ。この提携は当初トリー・バーチ側から持ちかけられたのだが、ちょうど社内で製品のメインストリーム化のためにはファッションブランドとのパートナーシップが必要だと検討していた時だったのでタイミングがよかった。その他のブランドからも打診があり、ファッションブランドが非常に先進的な考えを持っていることには感心した。スイスの時計メーカーなども、スマートウォッチの可能性と脅威の両方をしっかりと認識していると思う。

 センサーが高度化していくなかで、複雑なハードウエアとソフトウエアの融合は依然として技術的な課題として残る。グーグル、サムスン、アップルなどの大手企業もこのカテゴリーに参入してきて競争は激化するだろう。大手が進出してきた新しい市場でどう進路を取るべきかを考えるのは自分にとっては知的なチャレンジだ。このカテゴリーの発展をどう推し進めていけるかに日々取り組んでいる。

次のページ
テクノロジーに人が適応する時代から、テクノロジーが人に適応する時代へ -Livescribe 会長兼CEO、ジル・ブシャール氏

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
BIZ Press連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

有須 晶子(アリス ショウコ)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EnterpriseZine(エンタープライズジン)
https://enterprisezine.jp/article/detail/5633 2014/04/23 08:00

Job Board

PR

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

2022年6月28日(火)13:10

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング