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クラウドワークス吉田氏、Cyta.jp有安氏がFailconで語った「失敗から学んだこと」

FailConレポート


 Failconとは、2009年にサンフランシスコで始まり、以降世界12都市に広がっている「失敗から学ぶ」ことにフォーカスした起業家向けコンファランス。日本では先頃、6月18日に初めて開催され、日米の起業家が失敗談を披露した。本レポートでは、そのうちセッション2の日本の起業家による発表から一部をお伝えする。

仮説検証の時間軸の失敗:2週間で検証できることに6カ月かける失敗

有安伸宏
▲有安伸宏氏、COACH UNITED (Cyta) 創業者

気軽に思いついたアイデアで創業、3年目までは順調に成長

 有安伸宏氏が経営するcyta.jpは、いろいろなジャンルで先生を見つけ、レッスンをマンツーマンで受けられる個別指導を提供するウェブサイト。昨年10月、クックパッドに全株を売却し同社の子会社となったが、独立性を維持し、ベンチャーマインドを持って経営を継続中という。現在、200種類のレッスンを全国5000会場で展開する有安氏が開拓しているのは、サービスをオンラインで見つけ、予約し、オフラインで消費するというサービスECという事業領域だ。

“スマホを使って今すぐ、近くのギターの先生を見つける、ベビーシッターを探すといったユーザー需要が今後もっと出てくると思っています。モノのECはアマゾンが強いが、サービスのECの領域はブルーオーシャンなのではないかと思い、そこを攻めようとしている会社です”

 有安氏は、『ウェブ進化論』でロングテールの概念を知ったことをきっかけに、英会話学校はたくさんあるが「タガログ語の学校はない。マイナーな言語やスポーツはみんなどうやって習っているんだろう?」と疑問を持ち、「店舗を持たずにそういったジャンルの先生と生徒をマンツーマンでマッチングする仕組みは成立するのではないか」と考えたことから、Cyta.jpの創業アイデアを思いついた。このアイデアは、プロのドラマーである弟さんを先生としてウェブサイトを作り、簡単な広告を書いてアプローチし、検証した。

“そうしたら、たまたま、SEOが効いて検索エンジンの上位に表示されて、1回に10人位、生徒が集まって、ぼくと弟の手許に1カ月後に13万くらい入ったんですよ。当時はふつうに働いていたので、衝撃を受けました。ものすごく軽い気持ちでとりあえずウェブサイトを作ったら、結構な数のユーザーがきた。ユーザー1人当たりの獲得コストもすごく低かったので、ビジネスとして『いける』という検証が1カ月でできたんですね”

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ほぼ検証なしで機能を大規模実装-ローンチ後、誰も使わない・・・

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