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IPv6時代のネットワーク事情

IPv6って知ってますか?

第1回


アドレスいっぱい

 IPv4のアドレスは32bit長で、IPv6のアドレスは128bit長です。つまりIPv6の方が激烈に大きなアドレス空間を持っていて、より多くの機器にアドレスを割り振る事ができます。

 IPv4とIPv6のアドレス空間の大きさをお金に置き換えてイメージしてみましょう。IPv4が256万円相当だとしましょう。

これを年収だと思えば、生活はできるものの将来の事を考えると、もう少し余裕が欲しいところです。一方、同様にIPv6のアドレス空間を置き換えると、20282409603651670423947251286016万円に相当します。

欲しい物を買う程度の使い方では到底使い切れず、国家予算でさえ比較になりません。もちろん、こんな年収ありえませんが、大家族で暮らすなんて余裕で、むしろ世界を養っても余りある雰囲気が伝わるかと思います。

 これ程アドレス空間に余裕があるおかげで、IPアドレスの自動設定が比較的簡単に行えます。IPv4では適切に設定されたDHCPを使って、挿せば動く、いわゆるプラグ&プレイ環境を実現していますが、IPv6ではプロトコルの仕様にこう言った自動設定の仕組みが入っています。

 詳しくは別の機会に解説することにしますが、アドレスがいっぱいある事を生かして、各ホストが他のホストとぶつからない自身のIPv6アドレスを決定できるのです。

 
図1:IPv4とIPv6

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アドレスの書き方

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この記事の著者

松崎吉伸(まつざき よしのぶ)

1998年にIIJ(株式会社インターネットイニシアティブ) に入社。2000年から同社バックボーン運用に参加し、設計から運用までを手掛ける。2007年にはAPNIC IPv6 Technical Sig Chairに就任。より良いインターネットを目指してあれこれ楽しそうな事を見つけながら頑張っている...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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