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IBM、世界のAI導入状況に関する調査結果を発表 中印ではIT組織の6割で活用

 IBMは「世界のAI導入状況 2022年」を発表した。本調査は、IBMの委託を受けたMorning Consult社が、自社のIT関連の意思決定について何らかの知識・影響力を持つ世界の7502人の経営層を対象として実施したもの。

 本調査によれば、2022年における世界のAI導入率は35%に達するという。これは去年と比べ13%増となっている。また、42%の企業がAIの導入を検討していると回答し、大企業は中堅企業よりもAIを利用する割合が高いとのことだ。

 なおAIの導入率では中国とインドの企業がリードしており、これらの国々ではITプロフェッショナルの60%近くが、自分の組織でAIを積極的に利用していると回答している。

 またAIを導入していない企業は、自社が適切なデータ管理ツールを有しているという自信がほとんどない、またはまったくないと回答する割合が3倍高くなっており、37%の企業がAI戦略を策定中、28%がすでに包括的な戦略を策定し、25%が限られた・または特定のユースケースにのみ焦点を当てた戦略を実施しているとのことだ。

 さらにAIへの投資は増え続けているものの、特にAIを利用する可能性が大幅に低い小規模な組織にとっては、導入への障壁が残っているという。調査では、企業のAI導入における上位3つの障壁は、AIの専門知識が不足していること(34%)、料金が高いこと(29%)、AIモデルを開発するツールやプラットフォームがないこと(25%)であることが判明している。

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