DataRobotは、プラットフォーム機能とAIエキスパートによる支援サービスを含む生成AIへの新たな取り組みを発表した。
同サービスは、DataRobot AI Platformに生成型AIと予測型AIの両方の機能を統合。エンタープライズグレードのAIアプリケーションの実験、構築、展開、監視、調整を行うためのオープンでエンドツーエンドのソリューションを提供するという。オープンかつマルチクラウドな環境で以下の機能を提供するとしている。
- エンタープライズ向けに拡張された生成AIモデル:大規模言語モデル(LLM)、ベクトルデータベース、プロンプティング戦略を、同社のNotebooks機能によって企業のデータと統合
- 生成AIにおけるエンタープライズグレードの監視機能:モニタリング、管理、ガバナンスにより生成AIと予測AIアセットの運用が可能。運用やデータドリフトのメトリクスから、有害な言語生成発生や真実性といった生成AI固有のメトリクスに至るまでの要素を測定する
- 生成AIを構築できるアプリケーション:同社がホストするStreamlit上のアプリケーションサンドボックスを使用することで、プロトタイプ構築が可能
また同社は、応用AIの専門家によるユーザーのスキルアップを目的とした専用プログラムも合わせて提供するとしている。
- エグゼクティブ向けワークショップ:今日の市場で競争力を維持するために必要となるリーダーの生成AIに関する習熟を目指す
- 生成AIテーマ創出ワークショップ&ロードマップワークショップ:企業のリーダー、データ管理部門、利害関係者との必要な調整、ユースケースのアイデア出しから実装までに必要なノウハウを学ぶためのワークショップ
- 生成AIトラストとコンプライアンスフレームワーク(米国版のみ):既存のガイドラインへの準拠や、責任ある生成AIのガバナンスの構築、策定前の規制に対応するフレームワークを学べる
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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