SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

直近開催のイベントはこちら!

EnterpriseZine編集部ではイベントを随時開催しております

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けの講座「EnterpriseZine Academy」や、すべてのITパーソンに向けた「新エバンジェリスト養成講座」などの講座を企画しています。EnterpriseZine編集部ならではの切り口・企画・講師セレクトで、明日を担うIT人材の育成をミッションに展開しております。

お申し込み受付中!

Dell Technologiesセミナーレポート(AD)

デジタルトランスフォーメーションに向けて マルチクラウドでも一貫性あるIT運用を実現するには

マルチクラウド化でITを再編成し、大幅なコスト削減を実現

 実際にDXを実現した事例を見ていこう。1つめはオーストラリアの西にあるクインアーナ市。かつては組織内でバラバラにクラウドが導入され、それぞれのリソースやデータをコントロールすることができず非効率だった。そこにData#3社とデルテクノロジーズがマルチクラウドと統合的なITインフラを導入したところ、年間で30万米ドルのコスト削減と一元的なデータ運用を実現したという。

 もう1つはインド政府が進める行政サービスのクラウド化だ。インド政府は離散したクラウドコンピューティング環境に共通のガイドラインを設け、eコマースやモバイル接続を推奨するなどして、支出の最適化を進めている。なお当プロジェクトのクラウドの名前は「メガラージ」。ヒンディー語で「クラウドの神」を意味するのだとか。インド政府ではIT再構築でインフラの統合が急速に進んでいるところだ。

 これまで述べてきたように、組織がDXを実現するため、またアプリケーションがクラウドネイティブへと変換するためには運用モデルもトランスフォーメーションしていく必要がある。

 具体的にすべきこととして、Zwolenski氏は要点を3つ挙げた。1つ目はアプリケーションのリファクタリング戦略を練るということ。2つ目はIaaS/PaaS/CaaS(Container as a Service)のためのアーキテクチャを定義すること。「今後どのような形でITサービスを提供するか、クラウドの経済性を考え、プライベートクラウドと運用が統合されていることが重要となります」とZwolenski氏は言う。

 3つ目は新たな着陸ゾーン(移行先)に向かって人とプロセスをシフトすること。人材不足のなか、多くの人材を必要とするインフラでは立ちゆかなくなる。Zwolenski氏は「企業は自動化や統合化が進んだインフラを考え、エンジニアは特定の技術分野だけではなく全体を理解できるようにすることが大事です」とアドバイスする。

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
Dell Technologiesセミナーレポート連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

加山 恵美(カヤマ エミ)

EnterpriseZine/Security Online キュレーターフリーランスライター。茨城大学理学部卒。金融機関のシステム子会社でシステムエンジニアを経験した後にIT系のライターとして独立。エンジニア視点で記事を提供していきたい。EnterpriseZine/DB Online の取材・記事も担当しています。Webサイト:https://emiekayama.net

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EnterpriseZine(エンタープライズジン)
https://enterprisezine.jp/article/detail/12386 2019/09/17 11:00

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング