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data tech 2020 レポート(AD)

リアライズが語ったデータマネジメントを軸としたDX推進の心得

リアライズ 櫻井 崇氏 講演レポート

5G×IoTで実現が期待される、新たな「アセットマネジメント」とは

 それでは、DXを生み出すデータやデジタル技術の活用といったとき、どのようなものがあるのか。その1つとして、櫻井氏が注目するのが「IoT(Internet of Things、モノのインターネット)」だ。家電や自動車などモノ自体をインターネットにつなげることで、より便利なサービスを提供しようというものだが、法整備や人材確保が活性化しはじめた2016年頃は、まだリアライズとしては我々のビジネス範疇であるマスタデータ(リソース)がIoTに深く関与するイメージを持てていなかったという。

 しかし、4G、5Gと通信技術の高速大容量化が進み、低遅延・多数同時接続が可能になり始めたことで、櫻井氏も「経営資源(アセット)の物理的なマスタデータに、IoTデバイスのログデータをつないでリアルタイムに組み合わせることで、実は気づかなかったことに気づける可能性があるのではないか。マスタデータ(リソース)は、5GやIoTにとって大切な”隣にいる存在”なのではないかと気づいた」と語った。

 リソースとリアルタイムのログを組み合わせるという構想の具体例として、櫻井氏は、東京の電車がリアルタイムでどう動いているかが見える「Mini Tokyo 3D」を紹介。そして、「これがもっと進化すれば、車や建物、人などの状態がリアルタイムでわかりやすく把握することができるだろう。そうなれば、スマートシティなど様々な構想やサービスを10年以内に実現することも不可能ではないかもしれない」と語り、「VR(仮想現実)やAR(拡張現実)、MR(複合現実)、3Dホログラムなどと組み合わせ、『どこに何が設置され、どういう状態なのか』が判れば、災害や事故の検知や影響予測も容易になり、サービスレベルを最大化し、コストを最小化するアセットマネージメントが実現する可能性もあるのではないか」と予測した。

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 そうしたリソースマネジメントを実現するのは、様々なデータの統合が必要となる。たとえば、ある場所に建物があり、その内部に設置物があり、部品があるとする。これを緯度経度や高さなどから特定し、センサーを取り付けることができれば、データをとることができる。

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 櫻井氏は「データを物理的に統合するか、仮想的かはともかく、そういう時代がもうそこまで来ている。これをやっておけば、バーチャル空間にリアルなリソースを統合でき、いろんなことができるようになってくる」と期待を寄せた。将来的には地図データの価格が下がるなど、実現に向けた環境的な壁は低くなると思われるが、それ以上に課題なのはマスタデータ側の問題だ。複数部門にまたがって同一のものが異なる表現になっていたり、部門部署によってシステムが異なることでデータの形式が違っていたり、構成部品がブラックボックスだったりすることで、取得するデータが使えない可能性もある。

 櫻井氏は「どんなに5GやVRなど環境が整い、優れた分析環境が整っても、リソースの統合ができていなければデータの活用はできない。それを理解した上で、1つずつ解消していくことが大切」と強調した。

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リソース統合の手法を表した「データマネジメント知識体系ガイド」を紹介

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この記事の著者

伊藤真美(イトウ マミ)

フリーランスのエディター&ライター。もともとは絵本の編集からスタートし、雑誌、企業出版物、PRやプロモーションツールの制作などを経て独立。ビジネスやIT系を中心に、カタログやWebサイト、広報誌まで、メディアを問わずコンテンツディレクションを行っている。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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